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北朝鮮のリ・ヨンホ外相は1日、ベトナムの首都ハノイでフック首相と会談しました。このなかでフック首相が「キム・イルソン(金日成)主席がベトナムを訪れてからことしでちょうど60年になる。両国は長く伝統的な関係を維持している」と述べました。

これに対し、リ・ヨンホ外相も「今回の訪問を通じて両国の関係をさらに発展させたい」と応じ、伝統的な友好関係を深めていくことを確認しました。

ベトナム北朝鮮の関係は、去年2月に起きたキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長の兄のキム・ジョンナム金正男)氏の殺害事件で、実行犯としてベトナム人の女が逮捕されたことから一時、ぎくしゃくしていました。

しかし、ことし6月の初の米朝首脳会談の開催など北朝鮮を取り巻く状況が大きく変わるなか、リ・ヨンホ外相は今回、朝鮮半島の非核化についてもベトナム側と意見を交わし、ベトナム側も非核化をめぐる対話の進展に期待を示しました。

北朝鮮としては今回の訪問を通じ、伝統的な友好国との関係を国際社会にアピールすることで、経済制裁の緩和に向けた雰囲気を醸成したいねらいもあるとみられます。

アメリカのポンペイ国務長官は、アルゼンチンのブエノスアイレスで1日、CNNテレビのインタビューに応じました。

この中でポンペイオ長官は、トランプ大統領北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長との2回目の首脳会談の時期について聞かれ、「わからないが、極めて近いうちに行われると期待して、懸命に取り組んでいる。年明けすぐに行われると思う」と述べ、準備を急いでいることを明らかにしました。

米朝の2回目の首脳会談をめぐっては、トランプ大統領も先月、「来年の早いうちに行う」という見通しを示し、アメリカとしては北朝鮮の非核化に向けた具体的な工程で合意したい考えです。

しかし、北朝鮮経済制裁の緩和などを求めていて、米朝の立場の違いは埋まっていません。

先月8日に予定されていたポンペイオ長官と北朝鮮のキム・ヨンチョル副委員長の協議も直前で延期されたままで、協議の行方は依然として不透明なままです。

G20サミットが開かれていたアルゼンチンを出発したトランプ大統領は、帰国の途中、大統領専用機「エアフォース・ワン」の機内で記者団の取材に応じました。

この中でトランプ大統領は、北朝鮮キム・ジョンウン委員長との2回目の米朝首脳会談について、「来年の1月か2月に行えると思う」と述べ、来年の早い時期に開催する見通しを示しました。

そのうえで、開催地については「われわれは3か所について協議した。まだ、決めていない」と述べ、3か所で検討を進めていることを明らかにしました。

またトランプ大統領は、キム委員長をアメリカに招待するかどうか聞かれたのに対して「ある時点で」と答え、いずれかの時期に招待する意向を示しました。

2回目の米朝首脳会談をめぐっては、当初は年内にも行われる方向で米朝の間で協議されましたが、北朝鮮の非核化をどう進めるかをめぐって双方の立場の違いが埋まらず、首脳会談の日程や場所が決まらない状況が続いています。

米中首脳会談のあと、結果について説明した中国の王毅国務委員兼外相は、両首脳が朝鮮半島情勢について意見を交わしたとしたうえで、「中国側は米朝首脳会談が再び行われることを支持し、米朝双方が互いの理にかなった懸念に配慮し合い、朝鮮半島の完全な非核化と平和メカニズムの構築を同時に進めることを望む」と述べました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/01/200220(米韓首脳会談 北朝鮮の非核化達成まで制裁維持で一致)