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アメリカ議会の与党・共和党の下院議員18人は2日、連名で、ノーベル平和賞の選考を行うノルウェーの委員会にトランプ大統領を推薦する書簡を送りました。
書簡では推薦の理由として、トランプ大統領朝鮮戦争終結朝鮮半島の非核化に取り組んでいることを挙げています。


そして「トランプ大統領は中国を含む国際社会を結束させ、北朝鮮に最大限の圧力をかけ、交渉のテーブルにつかせた」とし、「世界の平和のために取り組むトランプ大統領以上にノーベル平和賞にふさわしい人はいない」と強調しています。


トランプ大統領に対しては、史上初となる米朝首脳会談を前に支持者からも集会で「ノーベル平和賞を」という声が上がっていました。


共和党の議員らとしては、11月に行われる議会の中間選挙に向けて北朝鮮の問題でトランプ大統領の成果をアピールし、支持を広げたい思惑があると見られます。


アメリカのトランプ大統領は、先週就任したポンペイ国務長官の就任式典に出席するため、2日、首都ワシントンの国務省を訪れました。
トランプ大統領国務省を訪れるのはおととしの就任後初めてです。


外交を取りしきる国務省をめぐっては、ことし3月、大統領と外交政策などで対立したティラーソン長官が解任され、北朝鮮とのやり取りでもCIA=中央情報局に主導権を握られるなど、機能不全が指摘されてきました。


一方、トランプ大統領はCIA長官を務めてきたポンペイオ長官を高く評価しており、式典で「ポンペイオ氏は私の信頼や尊敬を得ている。あなたたちは近くその理由を知るだろう」と述べ、良好な関係を強調するとともに、米朝首脳会談を前にその手腕に期待を示しました。


これに対してポンペイオ長官も北朝鮮の問題に最優先で取り組む方針を強調し「北朝鮮大量破壊兵器の開発計画の検証可能で不可逆的な放棄をすみやかに実現する」と応じました。


国務省は、人事の遅れで、対日政策を取りしきる国務次官補など多くの高官ポストがいまも空席となっていて、ポンペイオ長官の下で体制づくりが進むのかも注目されます。