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アメリカのムニューシン財務長官とロス商務長官、それにライトハイザー通商代表は3日から北京を訪れ、中国で経済分野を担当する劉鶴副首相らと2日間にわたって協議しました。


中国国営の新華社通信によりますと、協議ではアメリカと中国の経済・貿易関係の安定的な発展が重要であり、話し合いを通じて問題を解決するよう努力することで一致したということです。


また、アメリカから中国への輸出拡大や知的財産の保護などについて意見を交わし認識を共有した部分はあるものの、一部の問題では意見の隔たりが大きく、今後も密接に協議を続けることを確認したとしています。


アメリカの一部のメディアは、アメリカ側が中国のアメリカに対する貿易黒字を再来年までに日本円でおよそ20兆円削減することやハイテク分野への中国政府の補助を停止することなどを求めたと伝えています。


しかし、新華社の報道では両国の貿易摩擦の解消に向けた具体的な成果の言及はなく、協議は難航したものとみられます。


アメリカのムニューシン財務長官とロス商務長官、それにライトハイザー通商代表らは3日から北京を訪れ、中国で経済分野を担当する劉鶴副首相らと2日間にわたって貿易摩擦の回避に向けた協議を行いました。


ホワイトハウスは協議を終えたあと声明を発表し、「知的財産の侵害や、中国でビジネスを行うアメリカ企業に対する技術移転の強制などについて率直に意見を交わした」と述べて、貿易不均衡の是正を求めたことを明らかにしました。


今回の協議による具体的な成果については、中国側と同様、ホワイトハウスの声明でも言及はなく、協議は難航したものと見られます。


そのうえで、声明でトランプ大統領は、今回の協議の報告を受けて、「次の対応を決める」としていて、知的財産の侵害を理由に、通商法301条に基づいて、幅広い輸入品に高い関税を課す制裁措置の発動に向けて、圧力を強めていく可能性も出ています。