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北朝鮮は16日、長年、アメリカとの交渉に携わってきたキム・ケグァン第1外務次官の談話を発表し、「われわれに一方的に核の放棄だけを強要しようとするならば、米朝首脳会談に応じるかどうか再考せざるをえない」などとして、米朝首脳会談を取りやめる可能性を示唆しました。


これを受け、アメリカのトランプ大統領は、16日、ホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮にあくまで非核化を求める立場を示しました。


そのうえで、「われわれは何の知らせも受けていない。様子をみてみよう」と述べ、北朝鮮の今後の出方を見極める考えを強調しました。


また、ホワイトハウスのサンダース報道官は、これに先立って、一部の記者団の取材に応じ、米朝首脳会談について、「重要な会談だ」と指摘し、準備を進める考えを示しました。


その一方で、サンダース報道官は、「トランプ大統領は、困難な交渉には慣れていて、その準備も整っている。ただ、北朝鮮が会いたくないのなら、それでもいい。その時は、最大限の圧力をかける取り組みを続けるだけだ」とも述べ、北朝鮮が対話を選ばなければ、圧力を強める考えも示して、けん制しました。


 元米国務省日本部長のケビン・メア氏と拓殖大特任教授の武貞秀士氏が16日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、6月12日に予定される米朝首脳会談について議論した。


 北朝鮮が16日、米韓空軍の定例合同訓練を理由に、南北閣僚級会談の中止を一方的に通知し、金桂官第1外務次官が米朝首脳会談の中止に言及したことについて、メア氏は「北朝鮮が非核化に向けて具体的な行動に出るまで、米国が制裁措置や軍事的圧力を緩めることはない」と話し、米朝首脳会談の中止もあり得るとした。武貞氏は「トランプ米大統領が米韓訓練を縮小する可能性はゼロではない」と述べ、北朝鮮が米国から譲歩を引き出そうとしていると指摘した。


 ボルトン氏はFOXニュースのラジオ番組で、米朝首脳会談について「成功に全力を尽くす」と述べつつ、北朝鮮に非核化の意思がないと判断した場合は、「見返りを期待する北朝鮮との際限ない協議に引きずり込まれるという過去の失敗は繰り返さない」と語り、いつでも交渉を打ち切る用意があると強調した。


 北朝鮮が金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官の談話という形でボルトン氏を名指しで非難したことについては「北朝鮮の手口だ」とし、「私は連中に人間のくず、吸血動物、醜い男と呼ばれてきた。慣れている」と一蹴した。


 金次官については「6カ国協議に出席していた古株で、問題の多い人物だ」と批判した上で、金氏が談話を発表したのは「北朝鮮が(非核化に関する)考えを変えた兆候である可能性もある」と指摘した。

 一方、ボルトン氏が北朝鮮にまずは核放棄させ、後で制裁を緩和する「リビア方式」を唱えたことに北朝鮮が反発したことに関し、サンダース大統領報道官は記者団に、政権がリビア方式を採用するかは「承知していない」と述べた。


 サンダース氏はその上で、「非核化に向けた定型の方式があるわけではない。これはトランプ大統領方式だ」と強調した。


 中国外務省・陸慷報道局長:「特に朝米双方は同じ方向に向かって進み、互いに善意と誠意で行動し、米朝首脳会談のために良い条件と雰囲気を整え、朝鮮半島の非核化と平和安定の実現に積極的に取り組まなければいけない」
 中国外務省は、北朝鮮の金桂官(キム・ゲグァン)第1外務次官が「トランプ政権が一方的な核放棄を強要するなら、朝米首脳会談に応じるか改めて考慮せざるを得ない」と表明したことについて「関係国は互いに善意で行動し、緊張を高める行為をやめるべきだ」と米韓合同軍事演習を暗に批判しました。一方、14日から中国を訪問している朴泰成(パク・テソン)朝鮮労働党副委員長などの北朝鮮の代表団は、人民大会堂で中国の要人らと会談したとみられます。代表団は16日午後にインフラ投資会社などが入るビルを訪れ、中国との経済協力などについても話し合われた可能性もあります。