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プーチン大統領とモディ首相の首脳会談はロシア南部のソチで21日、3時間以上にわたって行われました。


会談のあと、ロシアのラブロフ外相は記者団に対し、「両首脳は、アジア太平洋地域の安全保障は軍事同盟ではなく、対等で開かれた原則に基づくべきだという考えで一致した」と述べました。


また、両首脳は、ロシアが主導して旧ソビエトの国々でつくる「ユーラシア経済同盟」とインドの自由貿易圏の創設に向けて、この秋から交渉を始めることでも一致したということです。


ウクライナやシリアの情勢を巡って欧米との対立を続けるロシアは、アジア各国との連携を強めていて特にインドとの良好な関係は中国への経済的な依存を軽減するうえでも優先課題となっています。


一方、バランス外交を重視するインドとしては、アメリカと安全保障や貿易面での関係強化を打ち出す一方で、ロシアとの関係も維持したい狙いがあるとみられます。