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去年7月に亡くなった劉暁波氏は、中国共産党の一党支配を批判して有罪判決を受けながらも、服役中にノーベル平和賞を受賞した民主化運動の象徴的な存在で、その妻の劉霞さんは今も当局の厳しい監視下に置かれ、ドイツ政府などは事態の改善を訴えてきました。


これについて、中国の李克強首相は24日、ドイツのメルケル首相と北京で首脳会談を行ったあとの共同記者会見で、「中国政府は、司法機関が法に基づいて行っている行為を尊重しなければならないが、同時に人道主義も尊重しなければならず、ドイツ政府と引き続き対話をしていきたい」と述べました。


中国が、国内の人権問題の指摘に対して内政干渉だと反発せず、対話の意向を示すのは異例です。


劉霞さんは海外で暮らすことを希望していますが、中国当局の厳しい監視下に置かれ、出国することができず、心身の状態が悪化していると指摘されています。


ドイツ政府との対話が事態の改善につながるか不明ですが、中国としては、人権問題を重視する姿勢を強調し、国際社会からの批判をかわす狙いがあると見られます。