デモ現場でパレスチナ人看護師死亡 イスラエル軍の発砲を受け #nhk_news https://t.co/K5NmBUzxL4
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年6月1日
パレスチナ暫定自治区のガザ地区では1日、金曜の集団礼拝に合わせてイスラエルによる占領や、イスラエル寄りの姿勢を強めるトランプ大統領に抗議する数千人規模のデモが行われ、タイヤを焼いたり、イスラエルとの境界に向けて投石を繰り返したりしました。
これに対し、イスラエル軍は自衛のための措置として、実弾などを発砲し、パレスチナ人57人が足などを撃たれてけがをしたほか、21歳の女性看護師が死亡しました。
地元の医療機関によりますと、死亡した看護師は当時、白衣を着て、イスラエルとの境界から50メートル離れた衝突現場でけが人の救出に当たっていたところ、イスラエル軍に撃たれ、銃弾が背中から胸にかけて貫通したということです。
ガザ地区では、ことしの3月末に抗議デモが始まって以来、合わせて119人がデモの参加中に死亡していますが、医療スタッフが巻き添えになったのは初めてです。
デモを呼びかけているイスラム原理主義組織ハマスは声明を出し、「看護師が犠牲になったのはイスラエル側に人道主義のかけらもないことの証しだ」と反発し、今後、デモがさらに激しくなることも予想されます。