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アメリカのトランプ政権は2日、イラン産原油の禁輸に向けた制裁で、日本などに認めていた適用除外の措置を打ち切り、圧力をいっそう強めています。

これを受けてイランのロウハニ大統領は4日、国民向けの演説で「制裁のねらいは外貨の収入を減らすことだ。アメリカの企てに対して団結しなければならない」と述べて、制裁に断固として対抗し、原油の輸出を続ける姿勢を強調しました。

ただ、アメリカの禁輸措置の影響でイラン産原油の輸出量は去年の同じ時期と比べて半分程度にまで減っていて、今月以降はさらに減少すると予測されています。

こうした中、ロウハニ大統領は演説で「生産力を向上させることで、輸出を増やしていかなければならない」と述べ、原油以外の分野でも輸出を強化していく方針を打ち出しました。

これに関連してイランは、隣国イラクへの輸出を今後3年間で大幅に増やす計画を発表していて、外貨の収入を維持しながら制裁に対抗する構えです。

パレスチナ暫定自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは4日、ロケット弾を合わせて200発以上イスラエル領内に向けて発射し、多くは迎撃ミサイルで撃ち落とされましたが、80歳の女性が大けがをしました。

ハマス側は、イスラエル軍がこの前日の3日にパレスチナ人による抗議デモに実弾を発砲をするなどし、4人が死亡したことへの報復だとする声明を出しました。

一方、イスラエル軍は直ちに反撃に乗り出し、ガザ地区にあるハマスの武器庫など軍事施設合わせて70か所を戦闘機で激しく空爆したり戦車で砲撃したりし、地元の医療機関によりますと、巻き添えになったパレスチナ人の1歳の女の赤ちゃんが亡くなったほか、ハマス側の戦闘員1人が死亡しました。

イスラエル商業都市テルアビブでは、国をあげて誘致したヨーロッパ最大級の音楽イベント「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」が今月中旬に開催される予定で、ハマス側はこのイベントをロケット弾による攻撃で妨害すると警告しており、双方の衝突が激化する事態も懸念されています。

アメリ国務省のオータガス報道官は4日、声明を発表し、「アメリカはイスラム原理主義組織ハマスによる、イスラエルの無実の市民に対するロケット弾攻撃を強く非難する。この暴挙の責任者たちには直ちに侵略をやめるよう求める」として、ハマスを強く非難しました。

そのうえで、「われわれはイスラエルとともにあり、このような嫌悪すべき攻撃に対するイスラエル自衛権を完全に支持する」としてイスラエル軍による反撃に全面的な理解を示しました。

イスラエル軍によるガザ地区への空爆では、トルコの政府系通信社のアナトリア通信の事務所が入る建物も被害を受け、トルコのエルドアン大統領は4日、「この攻撃を強く非難する。トルコとアナトリア通信はこうした攻撃を受けてもパレスチナに対するイスラエルのテロと弾圧を世界に向けて批判し続ける」とツイッターに投稿しました。

またトルコのチャウシュオール外相は「とどまることを知らないイスラエルによる侵略の新たな一例だ。無実の人々への暴力は人道に対する罪だ」とツイッターに投稿し、トルコ政府は強く反発しています。

パレスチナ暫定自治区ガザ地区を実効支配するハマスイスラエル軍が抗議デモに参加していたパレスチナ人など4人を殺害したことへの報復として、4日からイスラエルへの攻撃を始めました。

ハマスはこれまでに400発以上のロケット弾を発射し、イスラエル南部の町アシュケロンでは住宅に着弾して58歳の男性が死亡しました。

これに対してイスラエル軍ガザ地区への空爆を続け、軍の発表によりますと、これまでにハマスの軍事施設合わせて200か所を攻撃したということです。

ガザ地区医療機関によりますと、空爆の巻き添えになって1歳の女の赤ちゃんと妊娠6か月だった母親が死亡するなど、住民合わせて3人が犠牲になったということです。

ハマス側の戦闘員3人も殺害されました。

イスラエル軍はこのうち赤ちゃんと母親が死亡したことについて、ハマス側のロケット弾の発射が失敗したことによるものだと主張しています。

このほかイスラエル軍空爆で、ガザ地区にあるトルコの政府系通信社が入った建物も破壊され、トルコのエルドアン大統領は「イスラエルによるテロだ」と強く非難しています。

イスラエルハマス側も攻撃を続ける構えを見せ、情勢はさらに悪化するおそれがあります。

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