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ユーゴスラビアから独立したマケドニアの国名をめぐっては、隣国のギリシャがかつてこの地域で栄えた古代マケドニア王国に由来する名称だとして変更を求め、対立が続いてきましたが、両国政府は「北マケドニア」などを候補に挙げて新しい名称での合意を目指し交渉を本格化させています。


こうした中、古代マケドニア王国の首都があったとされるギリシャ北部のペラでは6日、地元の自治体のトップなど数千人が参加してデモが行われました。参加者は「歴史を変えてはいけない。マケドニアギリシャのものだ」と声を上げ、ギリシャ政府に対し「マケドニア」が含まれる名称は一切認められないと強く反発しました。


主催者の1人は「政府は市民の声を聞くべきだ。マケドニアはわれわれの遺産で、譲れない」と訴えました。


ギリシャ政府は、これまで国名問題を理由にマケドニアNATO北大西洋条約機構などへの加盟を阻んできましたが、マケドニアの安定に向けて加盟を後押ししたいアメリカやEU=ヨーロッパ連合から、国名問題を解決するよう強く求められています。


国内に反発がある中、ギリシャ政府は今後、難しい決断を迫られることになります。