北マケドニア 国名変更もEU加盟交渉見送り #nhk_news https://t.co/1r53BnnmMz
— NHKニュース (@nhk_news) October 18, 2019
EUはベルギーの首都ブリュッセルで18日まで2日間開いた首脳会議で、バルカン半島に位置する北マケドニアとアルバニアの加盟に向けた交渉を始めるかどうか協議しました。
このうち北マケドニアは、以前の国名は「マケドニア」でしたが、隣国のギリシャが「自国の由緒ある名称だ」として加盟を阻止してきたことから、ことし2月に国名を変更しました。
EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会はことし5月、交渉開始を承認するよう加盟国に求めていましたが、協議では、フランスのマクロン大統領など一部の首脳が強く反対し、交渉開始は見送られました。
マクロン大統領は18日の会見で、「移民問題や予算などをめぐりEUはこれまで28か国でも機能しなかったのに、どうしたら29や30に増えて機能すると言えるのか」と反対の理由を述べました。
旧共産圏のバルカン半島ではロシアや中国が関与を強めようとしていて、EUとしては北マケドニアなどの加盟交渉もテコにこの地域への影響力を強めたい考えですが、加盟国の意見の違いが浮き彫りになっています。