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NASAは7日、火星で探査を続けている無人探査機「キュリオシティ」の最新の観測結果を発表しました。


それによりますと、火星でかつて湖だったとみられるクレーターで地面を掘ったところ、35億年前にできた岩の中から、炭素や水素を含む複雑な構造の有機物の分子が見つかったということです。


有機物は生物の活動によってできる可能性もありますが、NASAは、今回見つかった有機物が生物由来かどうかはわからないとしています。


またNASAは、火星の大気を4年半余りにわたって観測した結果、大気中のメタンの濃度が季節によって変動し、夏は冬に比べて濃度が3倍高いことがわかったと発表しました。


火星の地表付近にあるメタンが溶け出して濃度が上昇しているとみられ、メタンが微生物などの活動の結果、発生した可能性はありますが、はっきりとはわからないとしています。


NASAは2020年に新たな無人探査機を火星に送り、火星の大気や土壌を調べる計画で、今後の詳しい探査で生命の存在を示す証拠を見つけられるかもしれないと期待されています。