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北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、ピョンヤンに新設された海鮮料理を提供する大型のレストランを視察したと9日、伝えました。


公開された写真にはキム委員長が、リ・ソルジュ(李雪主)夫人や関係者とともに施設内を見て回る様子や、生けすをのぞき込む姿などが写っていて、キム委員長は「四季を通じておいしく栄養価の高い水産物が提供されるようになれば、わが人民は喜ぶだろう」と述べたということです。


また、北朝鮮を訪れる外国人にも十分なサービスを提供するよう指示したということで、外貨の獲得につなげたい思惑もうかがえます。


キム委員長はこのところ、東部のカンウォン(江原)道に完成した鉄橋や建設中の観光開発地区など、経済関連の視察を相次いで行っていて、史上初の米朝首脳会談を前に、制裁の緩和なども見据えて、経済の立て直しに全力を挙げる姿勢を重ねてアピールする狙いがあると見られます。


史上初の米朝首脳会談の開催地となるシンガポールのバラクリシュナン外相は、9日までの3日間の日程で北朝鮮ピョンヤンを訪れてリ・ヨンホ外相などと会談し、現地の受け入れなどについて最終的な調整を図ったと見られています。


中国国営の中国中央テレビのニュースサイトによりますと、バラクリシュナン外相は、9日、北京を経由してシンガポールに戻る際に「米朝首脳会談の準備はすべて整っており、アメリカと北朝鮮は会談の準備について満足している」と述べたということです。


そのうえで「24時間後に双方の首脳が立て続けにシンガポールに到着する」と述べて、10日、トランプ大統領とキムジョンウン朝鮮労働党委員長がともにシンガポールに到着するという見通しを示しました。


シンガポールでは、キム委員長が宿泊する可能性のある高級ホテルの周辺で交通規制が始まるなど警備が強化されていて、米朝首脳会談の開催に向けた準備が進められています。