https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

これは韓国の国会の情報委員会に所属する議員が24日、記者団に明らかにしたものです。

それによりますと、北朝鮮朝鮮労働党で韓国との関係を統括し、対日工作にも関わる統一戦線部長が、キム・ヨンチョル副委員長から別の人物に交代していた、と韓国の情報機関、国家情報院から報告を受けたということです。

後任には、これまで韓国との民間交流などを担当し統一戦線部の副部長を務めていたチャン・グムチョル氏が就任したということです。

キム副委員長は、アメリカのポンペイ国務長官と協議を重ねるなど米朝首脳会談に向けた調整にあたってきましたが、ことし2月の2回目の会談が物別れに終わったことから、責任を問われたのではないかという見方も韓国メディアなどからは出ていました。

しかし国家情報院は、キム副委員長の党の役職が変わっていないことから、失脚したと判断するのは早く、組織内の役割が変わった可能性があると説明しています。

また後任のチャン氏はこれまで対外的な交渉に出席した記録がなく、アメリカとの交渉を今後どの人物が担っていくのか注視していく必要があるとしています。

25日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、キム委員長が24日、専用列車でロシアに到着したことを25日朝、初めて伝えました。

1面には写真を12枚掲載し、キム委員長がロシア極東のハサン駅に到着した際、ロシアの伝統に従って、民族衣装を着た女性からパンと塩で歓迎されたという説明とともに、キム委員長が笑顔でパンをちぎっている写真も公開しました。

また「ウラジオストクはキム委員長を迎え、熱い歓迎の雰囲気に包まれた」などと、ロシア側に歓迎された様子を大きく報じるなど、キム委員長が最高指導者として初めてロシアを訪問したことを詳しく伝え、友好ムードを演出しています。

キム委員長は25日午後、プーチン大統領との首脳会談に臨む予定で、会談では朝鮮半島の非核化が主なテーマになります。

キム委員長としては、北朝鮮の立場に理解を示すプーチン大統領から制裁緩和に向けた協力を取り付けることで、制裁を維持し続けるアメリカをけん制し、3回目の米朝首脳会談に向けてアメリカの譲歩を引き出したい考えです。

 北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長が24日午前、プーチン・ロシア大統領との首脳会談のため特別列車でロシア入りした。国境に接する沿海地方のハサン駅で開かれた歓迎式典で一時、思いがけない金委員長の行動が報じられた。ロシアの民族衣装を着た少女らから花束を贈られた後、伝統の「パンと塩」を差し出されたにもかかわらず、金委員長はこれを無視、パンを食べなかったと伝えられた。

 多くのロシア・メディアがインタファクス通信を基に報道したもので、事実とすればロシアでは非常に失礼な話となる。同国では中世以来、大切なお客を迎える際に主食であるパンと、高い税金がかけられ当時は貴重品だった塩を贈り、歓迎するのがしきたり。「パンと塩」のロシア語をつなげると「もてなし好きの人」との意味ともなる。客人をこれだけ大切に見なしているとの意を示す意味があり、一般的には民族衣装を着た女性が白い布をひいた皿の上に表面に飾りを描き焼き上げられた大きな円形パン「カラバイ」を置き、パンの中心に塩の入った小さな容器を入れて客に供し、客はパンの一部をちぎった後に塩を付け食べることになっている。

 必ずしも食べる必要はなく、食欲がなかったり、嫌であったりすれば食べたふりをすることも可能だが、もし無視すれば昔は客は家の中に入ることが許されなかった。さすがに現在は一般の人がこのような歓迎をすることはないが、外国からの要人が訪れた際はなお行われていて、駅や空港などでよく目にする光景。ロシア訪問の国家元首や閣僚がこれを無視したという話は聞いたことがなく、事実とすれば異様な行動だ。

 金氏はこのような伝統を知らなかったのか、何らかの政治的メッセージを伝えるために、わざと無視したのか、筆者は考えを巡らせたが、ほどなくロシア通信が「報道は間違い。金委員長は(食べるため)パンをちぎった」とする、パンと塩を差し出した地元の女子学生の話を紹介。また、タス通信も地元議員の話として金委員長はパンと塩の歓迎に応じたと伝えた。

 混乱に業を煮やしたのか地元沿海地方当局が特別列車を降りてきた金委員長が花束を受け取った後にパンを塩に付け口に運ぶ様子を写した映像を公開。金氏はパンを口に運び何度かうなずき、笑顔を見せた。金氏の対応を巡る報道の違いは決着を見た形だ。インタファクス通信がなぜこうした報道をしたか不明だが、同通信自身もその後、公開された映像によると金氏は歓迎を受け、パンを食べたと伝えている。

ロシアのプーチン大統領北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長との初めての首脳会談は日本時間の午後1時すぎ、ロシア極東のウラジオストク沖にある大学の構内で始まりました。

会談の冒頭、プーチン大統領朝鮮半島の安定に向けてどのような方法があるのか、そして朝鮮半島で起きている前向きな動きをロシアとしてどのように支援できるかを話し合いましょう。南北の対話を発展させる努力や、米朝関係を正常化するための努力を歓迎します」と述べました。

またロシアと北朝鮮の2国間関係については「貿易関係や人的交流の発展のためにわれわれは多くのことをしなければなりません」と述べ、両国の経済協力なども話し合いで取り上げたいという考えを示しました。

これに対してキム委員長は「長い親善の歴史がある両国の関係をより強固に健全に発展させていくための有益な出会いになると思っています」と、ロシアとの関係強化に意欲を示しました。そのうえで、「いま全世界の関心が朝鮮半島の問題に集まっています。朝鮮半島情勢をともに評価して、見解を共有し、今後、共同で調整していくにあたって、非常に意味のある対話になると思います。きょう、大統領と有益な話ができることを期待しています」と述べました。

首脳会談では朝鮮半島の非核化などについて意見を交わしているものとみられ、キム委員長としては北朝鮮の立場に理解を示すプーチン大統領から制裁緩和に向けた協力をとりつけたい考えです。

首脳会談が開催されたロシア極東のウラジオストクでは、キム委員長の顔をデザインした商品が登場し、地元で話題になっています。

これはキム委員長の顔をデザインした白いボール状のおもちゃです。ウラジオストクに住むデザイナーのタチヤナ・ネーリミナさんが首脳会談を前に趣味で作り、「キム・ジョン・ボール」と名付けました。

ネーリミナさんとしては核実験やミサイル発射を繰り返してきた、こわもてのキム委員長のイメージを崩して、人間的な部分を見せようと、キム委員長が満面の笑みを浮かべる表情に作りました。

シリコン性の柔らかい素材を使うことで、押したり引いたりすると表情を変えることもできます。

ネーリミナさんは「地元で首脳会談が開催されてとてもうれしいです。緊張感を和らげたくて、こんなデザインにしました」と話していました。

この「キム・ジョン・ボール」、ネーリミナさんが自身のインスタグラムに投稿したところ、「ぜひほしい」という要望が相次いだことから、1個15ドル(日本円にしておよそ1600円)で販売を始め、25日までに200個余りが売れたということです。

ロシアのプーチン大統領北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長との初めての首脳会談は、日本時間の午後1時すぎ、ロシア極東のウラジオストク沖の島にある大学の構内で始まりました。

はじめに通訳だけを交えた首脳どうしの会談が行われたあと、閣僚らを交えた拡大会合が開かれました。

拡大会合の冒頭でプーチン大統領は、首脳会談について「詳細な話し合いができた。朝鮮半島の情勢についても改善に向けて何をどのようにする必要があるのか、意見交換することができた」と述べ、評価しました。

一方、キム委員長は「今後、戦略的にこの地域の情勢の安定を図り、共同で管理していくため、深みのある意見を交換したい」と述べ、ロシアとの連携強化に意欲を示しました。

ロシア大統領府によりますと、会談はおよそ3時間半にわたり、日本時間の午後5時前に終わりました。

焦点となっていた北朝鮮の核問題などをめぐって、どのような議論が行われたのか注目されます。

ロシアと北朝鮮は、日本時間の午後3時すぎから、閣僚らを交え拡大会合を開きました。

拡大会合には、ロシア側からはプーチン大統領にラブロフ外相やトルトネフ副首相が加わりました。
また運輸や極東地域を担当する閣僚のほか、ロシア鉄道の社長なども同席し、ロシア側の出席者は12人となっています。

一方、北朝鮮側からはキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長をはじめ、リ・ヨンホ外相と長年アメリカとの交渉を担当してきたチェ・ソニ第1外務次官、それに通訳の合わせて4人が出席しました。

今回の会談の結果を注視しているのがアメリカです。

北朝鮮が制裁の解除を求めているのに対し、アメリカは北朝鮮核兵器を含むすべての大量破壊兵器などを撤去しなければ、これに応じない方針を強調しています。

アメリ国務省の当局者は今回の首脳会談をめぐって「アメリカと国際社会が目指す共通の目標は『北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化』だ」と述べていて、北朝鮮の非核化に向けロシアにも協力を期待する考えを示しています。

一方で、この当局者は「北朝鮮の政策をめぐってロシアと意見の違いがあれば、対話を通して調整していく」としていて、ロシアが制裁の緩和に理解を示していることに警戒感をのぞかせています。

アメリカとしては、まずは今回の会談の結果についてロシアから話を聞き、ロシアの出方も見極めたうえで、北朝鮮に非核化を促すための対応を検討していくとみられます。

ロシアのプーチン大統領北朝鮮のキム委員長の首脳会談について中国外務省の耿爽報道官は25日の定例記者会見で、「会談の成果が朝鮮半島の問題解決を後押しすると信じている」と述べて会談を評価しました。

また、耿爽報道官は「中国とロシアは常に密接な連絡を保ち協力しあってきており、朝鮮半島問題の政治的解決のためのロードマップも策定した」と述べて、核問題の解決にあたってはロシアの協力が不可欠だという立場を示しました。

さらに、耿報道官は、「中国はロシアを含む各国とともに、包括的で段階的、そして同時に行動する、という考え方に基づいて、非核化と朝鮮半島問題の政治的解決のプロセスを推し進めたい」と述べて、段階的な非核化とともに見返りとなる措置も同時に取られるべきだという考えを重ねて示しました。

ロシアのプーチン大統領は、首脳会談のあと、25日夕方、北朝鮮キム・ジョンウン委員長を歓迎するパーティーを開きました。

この中で、プーチン大統領は、「きょうの会談は建設的かつ、実務的、友好的な雰囲気の中で行われた」と述べました。

また、北朝鮮の核問題をめぐって、「平和的な解決方法以外の代替策はない。ロシアは政治的かつ外交的な手段で解決していくことに積極的に協力していく」と決意を示しました。

一方で、キム委員長は、「両国の人々は、20世紀には、日本との戦いでともに戦友として固く結束した。勇敢な兵士たちは朝鮮半島の解放のために命を惜しむことなく戦った」と述べ、キム委員長の祖父、キム・イルソン(金日成)主席によるいわゆる抗日パルチザン運動などで、旧ソビエトから支援を受けたことに触れました。

そのうえで、キム委員長は「きょう、プーチン大統領朝鮮半島の平和と安全を守るための問題や国際問題について虚心たん懐に対話を交わした。ロシアとの関係を発展させることは確固たる戦略的な方針だ」と述べました。

両首脳は、伝統的な友好関係を強調しながら、朝鮮半島の問題で連携していくことを確認しました。

d1021.hatenadiary.jp