北朝鮮キム委員長の「執事」 北京に到着 近くベトナムへ #nhk_news https://t.co/PkywRsUmqD
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月15日
北朝鮮のキム・ジョンウン委員長の「執事」とも呼ばれる国務委員会のキム・チャンソン部長は、キム委員長のそばで仕えていることで知られ、去年6月のシンガポールでの米朝首脳会談では、現地入りして準備に当たりました。
キム部長は15日夜、ピョンヤンから中国・北京の空港に到着しました。
キム部長は近く、今月27日と28日に米朝首脳会談が行われるベトナムの首都ハノイに向かい、アメリカ側と会談の進行や両首脳の動きなどを確認するものとみられます。
また、米朝首脳会談をめぐっては、先週、北朝鮮のピョンヤンでアメリカのビーガン特別代表と北朝鮮のキム・ヒョクチョル氏が米朝首脳会談のテーマを話し合う実務協議を行ったのに続いて、来週、再びアジアの第三国で実務協議を行う予定で、首脳会談に向けた動きが本格化しそうです。
トランプ大統領 2回目の米朝首脳会談「成功に期待」 #nhk_news https://t.co/tKMYOK0Bpd
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月15日
アメリカのトランプ大統領は15日、ホワイトハウスで行った記者会見のなかで、ベトナムの首都ハノイで、今月27日と28日に行う予定の2回目の米朝首脳会談について「初めての首脳会談と同じように、今回の会談も成功すると期待している」と述べました。
そのうえで「北朝鮮とキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長には大きな経済的潜在力がある。北朝鮮は韓国、ロシア、中国の中間にあり、今後、経済的にすばらしい発展を遂げる可能性が大いにある」と強調しました。
アメリカは北朝鮮に対して、非核化を実現すれば経済的な見返りが得られると呼びかけていて、トランプ大統領の発言は、キム委員長が2回目の会談で非核化に向けて、具体的な行動を約束することに期待を示したものです。
米朝両国は首脳会談に向けて、来週、改めて実務協議を行う予定で、北朝鮮の非核化をめぐる隔たりを埋めることができるのか注目されます。
トランプ大統領「安倍首相からノーベル平和賞に推薦された」 #nhk_news https://t.co/tO8h4YHqus
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月15日
トランプ大統領は15日、ホワイトハウスで行った記者会見で、2回目の米朝首脳会談に関する質問に答えた際、「日本の安倍総理大臣からは、彼がノーベル委員会に送ったというすばらしい書簡の写しをいただいた。日本を代表して私をノーベル平和賞に推薦したと話してくれたので、私は『ありがとう』と伝えた」と述べて、安倍総理大臣からノーベル平和賞に推薦されたと明らかにしました。
そのうえでトランプ大統領は「安倍総理大臣が5ページにわたる美しい書簡をくれたのは、なぜだかわかるか?かつて日本は上空をミサイルが飛び交い、頻繁に警報が鳴っていたが、今、彼らは安全を実感している。それは私が北朝鮮と話をつけたからだ」と述べ、自分が北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長と首脳会談を行い、地域の緊張が緩和されたことを安倍総理大臣が評価したためだという認識を示しました。
キム委員長の「執事」ベトナムへ 米朝首脳会談の調整か #nhk_news https://t.co/a3buWEtLPb
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月16日
北朝鮮の国務委員会のキム・チャンソン部長は、ピョンヤンから中国南部の広州に到着して一泊したあと、16日午前、米朝首脳会談が行われるベトナムの首都ハノイに向かい、先ほど到着したとみられます。
キム部長はキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長のそばで仕え「執事」とも呼ばれていて、去年6月のシンガポールでの初めての米朝首脳会談の前に現地に入り、準備に当たりました。
このため、今回もキム部長は、今月27日と28日に行われる米朝首脳会談に向けて会談の場所を視察するほか、会談の進行や両首脳の動きなどをアメリカ側と確認するものとみられます。
また、アメリカ国務省のビーガン特別代表と北朝鮮のキム・ヒョクチョル氏が来週、首脳会談のテーマなどを話し合う実務協議を行う予定で、2回目の首脳会談に向けた調整が進められることになりそうです。
“北朝鮮の秘密ミサイル基地を新たに特定” 米シンクタンク #nhk_news https://t.co/iJVa3Hj6cb
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月16日
アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所は15日、衛星写真の分析から、これまで知られていなかった中距離弾道ミサイルの基地を新たに特定したと発表しました。
それによりますと、基地は南北の軍事境界線から北に250キロ離れた北朝鮮の山間部に位置し、衛星写真では深い谷に沿って地下施設の入り口のような設備が確認できるとしています。
基地は「サンナムニ」と呼ばれていて、日本やアメリカ軍の拠点があるグアムを射程におさめる中距離弾道ミサイル「ムスダン」が配備され、去年12月の時点でも活発な活動が確認できたとしています。
このシンクタンクでは、先月も、調査の結果、北朝鮮北西部にあるミサイル開発の拠点となっている施設を特定したと発表しています。
ミサイル関連施設をめぐっては、北朝鮮が北西部のトンチャンリ(東倉里)にある発射場の廃棄を表明していて、今月末の2回目の米朝首脳会談でも協議の対象になるとみられています。
しかし、このシンクタンクでは、北朝鮮が明らかにしていない弾道ミサイルの基地はおよそ20に上るとしていて、これらの秘密基地の脅威にも焦点を当てるべきだと指摘しています。
キム・ジョンイル総書記生誕77年 米朝首脳会談などに触れず #nhk_news https://t.co/a5EZYaErsh
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月16日
北朝鮮は16日、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の父、キム・ジョンイル総書記の生誕から77年を迎えました。
国営テレビは通常よりも早い午前8時から放送を開始し、冒頭、ピンク色のチマチョゴリを着た女性アナウンサーが「試練が繰り返し訪れたときにも軍事優先の政治で祖国を固く守ってくださった。キム総書記は永遠にわれわれとともにいらっしゃる」と述べ、キム総書記をたたえました。
続いて、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長がキム総書記の遺体が安置されたピョンヤンの宮殿を訪れたことや、キム総書記の業績を振り返る中央報告大会が開かれたことなどを伝えました。
しかし、今月27日と28日にベトナムの首都ハノイで米朝首脳会談が開催されることや、去年までは盛んに強調していた核・ミサイル開発については一切、触れませんでした。
北朝鮮は、キム委員長の警護を考慮して、ぎりぎりまで動静を明らかにしないものとみられ、会談の意義についても制裁緩和などをどこまで勝ち取れるか慎重に見極めているために、国内向けに前もって説明しにくいという可能性もあります。