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加計学園獣医学部新設をめぐる問題で加計孝太郎理事長は、きょう午前11時から岡山市北区で会見を開きました。
加計理事長は「愛媛県が国会に提出した文書をめぐり、学園の職員が起こした不適切な言動につきまして、愛媛県今治市などの関係者に多大なるご迷惑ご心配をおかけしましたことを深くお詫びいたします」と謝罪しました。


そして、学園の渡邊事務局長に対して、月額給与の10%を6か月減給にする処分としたうえ、自身も月額給与の10%を1年分自主返納することを明らかにしました。


加計理事長が一連の問題をめぐり、公の場で取材に応じるのは初めてです。


加計学園獣医学部新設をめぐっては先月、愛媛県が国会に提出した内部文書に、学園側からの説明として、平成27年2月25日に加計理事長が安倍総理大臣と面会し獣医学部の構想を説明したなどと記載されています。


安倍総理大臣はこの面会を否定し、学園側も実際にはなかった面会を持ち出したとして愛媛県などに謝罪しています。


この問題で、19日午前11時から岡山市の学園本部で加計理事長が報道陣の取材に初めて応じました。


この中で加計理事長は愛媛県に対して実際にはなかった面会を持ち出したとして謝罪した渡邉事務局長を月額10%の減給6か月の処分、また、自身についても1年間給与の10%を自主返納することを明らかにしました。


また、安倍総理大臣との関係について加計理事長は「総理とは何十年来の友人で仕事の話をすることはやめにしている。獣医学部についても話したことはない」としたうえで、愛媛県の文書に記されていた安倍総理大臣との面会については「記録を調べたところ3年も前のことなので記憶にもないし、記録にもなかった」と述べて、否定しました


まず冒頭で、「愛媛県が公開した文書をめぐり皆さんに大変ご心配をかけていますことを、お詫び申し上げます」と謝罪しています。


そのうえで、『学園の基本的なスタンス』と題して、国会で問題となった国家戦略特区の認定に触れて、「審議に関わった有識者の皆様が述べられているとおり、国家戦略特区の認定のプロセスや文部科学省の設置認可までの一連の手続きについてはまったく瑕疵(かし)がありませんでした。学園の全教職員に正しく認識してほしい」などと記しています。


さらに、愛媛県の文書に安倍総理大臣と理事長が面会したと記されていたことについては、「学園の関係者から聞き取りを行った結果、当時は、獣医学部設置の動きが一時停滞していた時期であり、何らかの打開策を探していた。構造改革特区から国家戦略特区を用いた申請に切り替えれば、活路が見いだせるのではないかとの考えから、当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えた」と説明しています。


そのうえで、「今の一連の問題は学園の責任であると受け止めています」と記して、法令順守を徹底する体制を整えると締めくくっています。