国連の人道援助担当トップが訪朝 北朝鮮は制裁緩和アピールか #nhk_news https://t.co/7muVaz1R4V
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月9日
北朝鮮を訪れるのは、国連で人道援助の調整をするOCHA=国連人道問題調整事務所のトップ、ローコック国連事務次長で、9日から今月12日まで滞在します。
ローコック事務次長は、北朝鮮の当局者や国連の援助担当者らと会う予定で、経由地の中国・北京の空港では、NHKの取材に対して「戻ってきたら話す」と述べるにとどめました。
国連で人道援助を担当する事務次長の北朝鮮訪問は、2011年以来、7年ぶりです。
国連は、北朝鮮で食料や医薬品の援助を必要とする人は人口の4割に当たる1000万人以上に上るとみています。
そして、中でも深刻な食料不足にある600万人を対象に1億1000万ドルの援助計画を策定したものの、まだ10%の資金しか集まっていないということで、ローコック事務次長の訪朝をきっかけに、各国にさらなる協力を求める考えです。
一方、北朝鮮としては、国連安全保障理事会による制裁の影響で、国連を通じた人道援助も受けにくくなっていると主張したうえで、非核化に取り組む姿勢も強調することで制裁を緩和するようアピールするものとみられます。