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ヨーロッパを訪問しているアメリカのトランプ大統領は12日、ベルギーのブリュッセルで会見しEU=ヨーロッパ連合と今月25日から、貿易をめぐる協議を始めることを明らかにしました。


そのうえで、トランプ大統領は、「もしEUが誠実な姿勢で交渉しないならばアメリカに輸入される大量の自動車に何らかの措置をとる」と述べ、協議が不調に終われば、EUから輸入される自動車に追加の関税を課す構えを示しました。


自動車の貿易をめぐっては、トランプ政権は、通商拡大法232条に基づいて、安全保障への脅威を理由に、輸入車や部品などに関税を上乗せするかどうか検討を進めていて、今月中にも調査を終える見通しになっています。


輸入車への関税が実施されれば、日本やドイツなどに深刻な打撃を与えかねないことからトランプ政権の対応を見極める上で、EUとの協議の行方が注目されます。