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ロシア外務省によりますと、ラブロフ外相は21日、アメリカのポンペイ国務長官と電話で会談しました。


この中で、双方は、今月16日に行われたトランプ大統領プーチン大統領の首脳会談の結果を踏まえ、内戦が続くシリアでの人道支援朝鮮半島の非核化をめぐって協力できないかなど、米ロ関係の正常化に向けた対応について意見を交わしたということです。


ロシア政府としては、欧米の制裁などロシアを取り巻く環境が厳しい中、シリア情勢など、協力できる可能性のある分野からアメリカとの対話を始め、米ロ関係の改善に向けた糸口をつかみたい考えです。


一方、ラブロフ外相は、ロシア政府のスパイとして活動した疑いでアメリカの司法当局が逮捕したロシア人のマリア・ブティナ容疑者について「容疑はねつ造されたものだ」などと主張し、早急に解放するよう求めました。