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ことし5月、マクロン大統領のボディーガードを務めていた男が警察官を装い、メーデーのデモの参加者に一方的に暴行を加えて15日間の停職処分を受けました。


ところが、当初、大統領府はこの事実を公表せず、先週になって暴行の様子を捉えたSNSへの投稿映像とともに報道で事態が明るみに出たことを受けて、男を解雇処分にしました。


これについて野党側は不祥事を隠蔽しようとした疑いがあるとして、大統領府の関係者を呼んで調査に乗り出し、マクロン大統領自身の責任を追及する構えを見せています。


一連の事態が判明したあとに行われた世論調査では、マクロン大統領の支持率が32%と就任以来、最も低い水準に下がっていて、野党側の追及によってはマクロン政権に対する反発がさらに高まるおそれもあります。