セネガル 野党指導者の逮捕に抗議のデモ隊が暴徒化 4人死亡 #nhk_news https://t.co/rkXaGcF2iL
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年3月6日
セネガルでは3日、主要な野党指導者のウスマン・ソンコ氏が女性への性的暴行の疑いで逮捕されました。
これに対し、ソンコ氏を支持する若者たちは逮捕は次の大統領選挙への立候補を阻むためで不当だとして、ソンコ氏の釈放を求めて各地で抗議デモを展開しました。
このうち首都ダカールではデモ隊の一部が暴徒化し、車などを燃やしたり、スーパーマーケットに押し入ったりし、これを抑え込もうとする治安部隊と衝突しました。
ロイター通信などによりますと、内務相が5日国営放送を通じて、これまでに4人が死亡したことを明らかにしました。
NHKの取材班は、ダカールの空港と市内を結ぶ幹線道路から、付近でタイヤなどが燃やされ、黒い煙が上がっている様子や、デモ隊が一部の道路を封鎖している様子を確認しました。また、市内は衝突に巻き込まれるのを警戒して、出歩く人はまばらで、商店やレストランも閉まっていました。
ソンコ氏は、前回、2019年の大統領選挙に立候補し、現在のサル大統領に敗れましたが、次の大統領選挙への立候補に意欲を示していると伝えられています。
セネガルは、1960年にフランスから独立後、選挙による平和的な政権交代が実現するなど、政治体制が安定していることで知られているだけに、混乱が広がる異例の事態に懸念が深まっています。
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