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 今年に入って、『新潮45』は、その方向に大きく舵を切っている。2月号「『反安倍』病につける薬」、4月号「『朝日新聞』という病」、6月号「朝日の論調ばかりが正義じゃない」、7月号「こんな野党は邪魔なだけ」、そして8月号の「日本を不幸にする『朝日新聞』」だ。簡単に言えば、『月刊Hanada』『WiLL』の右派雑誌の後追いを意識的にやっているのだ。ここへ来て大きく舵を切ったのは、雑誌市場全体が苦境に立たされている中で、その路線に生き残りを賭けようとしたのだろう。


 そもそも元『週刊文春』編集長の花田紀凱さんが創刊した『WiLL』が分裂して『月刊Hanada』と2誌体制になった時に、ネトウヨ系とも言われるその市場が2誌の存在を許すほどの規模を持っているのかと言われたものだが、現状においては2誌が存立し、その市場はむしろ拡大しているような印象さえある。安倍政権のもとで日本の言論界は急速に右へと軸足を移しつつあるのだが、それに伴って新たな言論市場が拡大しているのだ。


 『新潮45』はそれを見ながら、その市場はもう少し拡大の余地があるのではないかと推測し、そこに相乗りすることを生き残り策として選んだのだろう。この何カ月かの誌面を見ていると、先行2誌とそっくりというか、「二番煎じの道を敢えて行く」という意識が明らかに感じられる。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180730#1532947577
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180722#1532256344
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180721#1532169946


 東西冷戦終結の立役者で、ノーベル平和賞を受賞したミハイル・ゴルバチョフソ連大統領(87)は10日、琉球新報に対し、死去した翁長雄志知事への追悼文を寄せた。


 追悼文は「彼の活動の基本方針は、平和のための戦いであり、軍事基地拡大への反対と生活環境向上が両輪だった」とした上で「翁長雄志は私たちの中で永久に生き続けます」と結んでいる。


 ゴルバチョフ氏は、ゴルバチョフ財団日本事務所代表の服部年伸氏に対し「翁長氏は、沖縄の代表のみならず日本の政治家の中でもスーパーだ。将来首相でも十分やっていける人物」と評したという。


 追悼文は9日付で翁長知事の妻・樹子さん宛て。服部氏は10日、翁長雄志後援会の国吉真太郎会長に追悼文を送付し、託した。

 尊敬する翁長樹子様


 翁長雄志知事の突然の訃報に深い哀悼の意を表します。再会を楽しみにしていた私にとって悲しみが大きく言葉が見つかりません。


 翁長雄志さんは優秀な政治家であり、立派な人間でありました。私は翁長さんと何度も会いました。


 彼はいつも不変で堅固な意志を持ちながら、将来への明確なビジョンを持っていました。彼の活動の基本方針は、平和のための戦いであり、軍事基地拡大への反対と生活環境向上が両輪でした。


 私、そしてゴルバチョフ財団の全職員から心からのお悔やみを表明し、この悲しみを沖縄県民の皆さまと分かち合いたいと思います。


 翁長雄志さんは私たちの中で永久に生き続けます。


  2018年8月9日
  モスクワにて
  ミハイル・ゴルバチョフ