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アメリカのホワイトハウスで安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官は23日、スイスのジュネーブでロシア安全保障会議のパトルシェフ書記と会談しました。


両国の高官が会談するのは先月、フィンランドで行われた首脳会談以降初めてで、会談のあと会見したボルトン補佐官は、軍縮やシリア情勢など幅広いテーマについて意見を交わした一方、「中間選挙への干渉は許さない」とロシア側に警告したことを明らかにしました。


トランプ政権としては、おととしのアメリカ大統領選挙にロシアが干渉したとされる、いわゆる「ロシア疑惑」の捜査などをめぐりトランプ大統領への批判が高まる中、秋の中間選挙も見据え、ロシアに対して強い姿勢で臨んでいることをアピールする狙いがあるとみられます。


一方、パトルシェフ書記は「アメリカが共同声明の中に『ロシアが選挙に干渉した』という文言を入れたがっていたので署名しなかった」と述べて、大統領選挙への干渉をめぐる関与を否定し、共同声明の発表には至らなかったことを明らかにしました。