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「アリペイ」は、買い物客がスマートフォンで表示したQRコードを店舗で提示するか、店側のコードを客が読み取って支払いを済ませるキャッシュレスサービスで、日本でも中国人観光客向けに一部のデパートなどで導入されています。


このサービスを運営する中国企業「アントフィナンシャル」のエリック・ジンCEOが5日、東京都内で講演し、QRコードによる決済は店舗にとっても導入コストが安いため、中国では交通機関や病院、それに山間部の小さな商店にも急速に普及しているとアピールしました。


そのうえで、日本での事業について、ジンCEOは「アリペイを使う中国人観光客を日本の各地に連れてきて買い物をする流れをつくる」と述べ、地方の観光地の規模が小さい土産物店や飲食店などにQRコード決済の導入を働きかけていく考えを明らかにしました。


地方の観光地では現金しか使えない店舗も多いため、中国などからの観光客が買い物をする機会を逃していると指摘されていて、今後、QRコード決済が広がるか注目されます。