平成という時代:第3部 変化 家族は個人のために 元最高裁判事・桜井龍子さん https://t.co/C2k66EPl50
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年1月7日
親子関係の判断では、まず父親が誰かを速やかに法的に確定させるのが基本だ。子供を守るべき父親を決めないと、子供が幸せにならないし、法律婚の意義が損なわれる。生殖補助医療や科学技術は進んだが、明治からの嫡出推定の規定が今なお残る意義はそこにある。その規定は世界中にあり、先人たちの知恵でもある。司法判断は社会に波及的に広がるため、子供に不利益が生じないように議論を交わして結論を出した。
平成に入り活発化した面会交流も子供の権利を守る意味では同じだ。