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アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に向けて、埋め立て工事が進む中、防衛省は、まだ工事が始まっていない東側の大浦湾側に、軟弱な地盤があることがわかったことから、専門業者とともに、対策を検討してきました。

これまでにまとまった検討結果によりますと、軟弱な地盤は、埋め立て区域全体の4割にあたる65ヘクタールに上り、地盤を強固にするため、海底に7万6000本余りの、圧縮した砂で作ったくいを打ち込む改良工事が必要になるとしています。

また、軟弱地盤は、最も深いところで、海面から90メートルに及ぶとしています。

防衛省では、こうした工事は、70メートルの深さまでは実績があるとしていて、技術的には、90メートルの深さでも可能だとしています。

こうしたことから、埋め立てにかかる費用が当初の見込額のおよそ2400億円を大幅に上回るとみられるほか、改良工事に伴う設計変更について沖縄県の承認を受けることは困難な見通しで、工事が長期化することも予想されます。

安倍総理大臣は、平成18年9月に総理大臣に就任し、およそ1年で退陣しましたが、平成24年12月に再び総理大臣に就任し、第2次安倍内閣を発足させました。

そして、22日、総理大臣としての通算の在任期間が2616日となり、佐藤栄作の2798日に次いで、吉田茂と並んで戦後2番目に長くなり、戦前を含めると歴代4位の長さとなりました。

これについて、安倍総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し、「今後も一日一日、全力で取り組んでいきたい」と述べました。

安倍総理大臣がこのまま政権を維持した場合、ことし8月には佐藤栄作を抜いて戦後最長に、11月には桂太郎の2886日を抜いて憲政史上、最長の在任期間になります。

また、安倍総理大臣は、第2次安倍内閣が発足して以降の連続在任期間も、21日、吉田茂を抜いて歴代単独2位になっています。

安倍総理大臣は21日に皇居を訪れ、天皇陛下に国事行為などに関するご報告をする内奏を行いました。

これに続き、22日午後、東京・港区の赤坂御用地にある皇太子ご一家のお住まいの東宮御所を訪れ、皇太子さまと面会しました。

内奏は内容を明らかにしないことが慣例となっていることから、詳細は分かっていません。

また、22日の安倍総理大臣と皇太子さまとの面会について、政府は、内外の諸情勢の説明だとしています。

天皇陛下の在位30年の記念式典が24日に東京・千代田区国立劇場で開かれるほか、春の皇位継承に向けて、先に儀式の次第概要が決定されるなど、検討作業も本格化しています。

また、4月1日には、平成に代わる新しい元号が決定され、公表されることになっています。

このため、安倍総理大臣は、こうした準備状況などについても説明したものとみられます。

総理大臣が東宮御所を訪れ、皇太子さまに内外の諸情勢などについて説明するのは異例のことです。

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