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日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)はみずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載した金融商品取引法違反の罪や日産の資金を不正に支出させた特別背任の罪で起訴され、去年11月の最初の逮捕以降、28日まで102日間にわたって身柄を拘束されています。

ゴーン前会長側は先月、2回にわたって保釈を請求しましたが、いずれも東京地方裁判所に却下され、今月13日からは著名な事件の裁判でたびたび無罪を勝ち取った実績がある弘中惇一郎弁護士らが新たに弁護を担当しています。

弁護側は回数に制限なく保釈を請求することができ、ゴーン前会長の弁護士は28日、裁判所に3回目となる保釈を請求しました。

関係者によりますとゴーン前会長側は最初の保釈請求ではフランスへの出国を希望していましたが、2回目の請求では国内の住居にとどまる意向を示していたということです。

裁判所は28日の請求を受け保釈を認めるか改めて判断することになります。

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