ローマ法王 聖職者による性的虐待の根絶強調 #nhk_news https://t.co/w2J8ql167m
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月24日
フランシスコ法王は、聖職者による未成年者への性的虐待が世界中で相次いで明るみに出ているのを受け、各国の司教らをバチカンに招いて対策を話し合う異例の会議を開きました。
4日間にわたった会議では、性的虐待の被害者からの証言を聞いたほか、過去の隠蔽を司教らがそろってざんげしました。
最終日の24日、フランシスコ法王は司教らを前に演説し、未成年者への性的虐待は世界規模の課題だと指摘したうえで、「カトリック教会は二度と隠蔽しないし、どのケースにも真剣に向き合う」と強調しました。
そして、「必要な対策をすべて導入して、悪魔の根絶に取り組む時が来た」と述べ、教会の法律の整備などを行い、性的虐待の根絶に全力を挙げる姿勢を示しました。
しかし、聖職者による性的虐待の被害者で作る団体は「隠蔽をした司教の処分など具体的な対策が一切示されておらず、全く意味がない」などと厳しく批判していて、カトリック教会の信頼回復に向けては大きな課題が残されています。