ローマ法王最高顧問 豪出身の枢機卿 性的虐待で有罪評決 #nhk_news https://t.co/JUYQkk2dUb
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月26日
ローマ法王庁の財務長官を務めるジョージ・ペル枢機卿(77)は、オーストラリア国内で複数の児童に対して性的虐待を繰り返してきたとして、おととし、訴追されました。
枢機卿は、法王の最高顧問として助言などを行う要職で、ペル枢機卿は裁判で無罪を主張してきましたが、メルボルンにある裁判所の陪審は、26日までに有罪の評決を出しました。
量刑は後日言い渡される見通しです。
地元メディアによりますと、ペル枢機卿は1996年、メルボルンで大司教を務めていた際に、聖歌隊の男子児童2人に対して性的虐待を繰り返し行ったということです。
被害にあった男性の1人は弁護士を通じてコメントを発表し「数多くの被害者のように恥ずかしさ、孤独感、そして絶望感を味わってきた。これまでの訴訟は精神的につらいものだったが、まだ闘いは終わっていない」として、厳しい量刑を求める考えを示しました。
カトリック教会では、聖職者による性的虐待がたびたび問題になっていますが、このうちペル枢機卿は裁判にかけられた聖職者としては最高位で、オーストラリア国内外から裁判の行方に注目が集まっていました。