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イギリスのメイ首相は今月29日に迫るEU離脱の期限をおよそ3か月間、延期するため議会に動議を提出し、動議は可決されました。

そのうえでメイ首相はEUに延期への理解を求めるため、議会で離脱の条件を定めた協定案の承認を得て離脱への道筋を示すことを目指しています。

これについて、イギリス議会下院のバーカウ議長は18日、声明を発表し、メイ首相の協定案は議会ですでに2回、否決されているとしたうえで「内容に変更がないかぎり協定案を採決することは認められない」として、採決自体、認められないという見解を示しました。

これに関連して、クワテン離脱担当閣外相は「協定案が議会の承認を得られなければ、EUに長期間の延期を求めざるをえないだろう」と述べ、協定案の承認を得ずにEU側に長期にわたる離脱の延期を求める可能性に言及しました。

延期について、EU側は明確な理由が示される必要があるとしていますが、メイ首相としては、何ら見通しをたてられないまま延期の交渉を強いられる公算が高まったことで一段と厳しい立場に追い込まれています。

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