仏デモ “過激グループ参加なら禁止” 商店襲撃受け新対策 #nhk_news https://t.co/8Uw483vVpU
— NHKニュース (@nhk_news) March 18, 2019
フランスでは去年11月から「黄色いベスト運動」と呼ばれるマクロン政権への抗議デモが続いていますが、今月16日のデモではパリ中心部のシャンゼリゼ通りで90軒余りの高級ブランド店やカフェなどが襲われ、商品を奪われたり店舗に火をつけられたりして大きな被害が出ました。
これを受けてフランスのフィリップ首相は18日、記者会見し、デモに破壊行為を狙う勢力が紛れ込んでいるという見解を示しました。
そのうえでシャンゼリゼ通りなどこれまでに被害を受けた地域では、過激なグループの参加が予想される場合にはデモそのものを禁止し、違法なデモに参加した場合の罰金を現在の4倍近くの日本円で1万7000円相当に引き上げるなどとした新たな対策を発表しました。
AFP通信によりますと「黄色いベスト運動」によるこれまでの被害の総額は合わせて1億7000万ユーロ(日本円で214億円余り)に上っているということです。
デモの参加者のなかには抗議活動のアピールを狙って破壊行為に及んでいるグループもあるとみられ、新たな対策を受けて政府当局とデモの参加者の対立が激しくなることも懸念されています。