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ジュネーブにある国連ヨーロッパ本部で25日、AI兵器の規制をめぐって政府代表や専門家が議論する会合が始まり、およそ70か国が参加しました。

オーストリアの代表が「AIは人間が理解できない判断を下すことがある。兵器に用いるのは無責任で倫理的に許されない」と述べるなど、各国から国際的な規制を直ちに設けるべきだという意見が相次ぎました。

これに対しアメリカの代表は「AIは民間人の犠牲を減らす全く新しいタイプの兵器を作り出すかもしれない」と述べ、直ちに規制することは新たな技術の可能性を狭めることになると反論しました。

会合はおととしから定期的に開かれていますが、AI兵器の規制をめぐっては対立が続いていて、今回の会合でも各国の意見の相違が早速、浮き彫りになっています。

日本の高見澤軍縮大使は「規制するのであればどのような兵器を対象にすべきかを各国で合意する必要がある」と述べて、各国の合意が形成できるよう日本として議論をリードしたい考えを示しました。

アメリカ国防総省は、25日、アメリカ本土に向かってくるICBMを、地上配備型の迎撃ミサイルで撃ち落とす実験を実施し、成功したと発表しました。

発表によりますと、太平洋のマーシャル諸島の実験場から発射した、模擬のICBMに対し、西部カリフォルニア州バンデンバーグ基地から2発の迎撃ミサイルを発射して命中させたということです。

ICBMを想定した地上配備型の迎撃ミサイル実験はおととし以来2回目ですが、精度を高めるため2発の迎撃ミサイルを同時に発射したのは今回が初めてです。

実験では、1発目の迎撃ミサイルが、ICBMの弾頭部分を破壊し、2発目を残りの部分に命中させたということで、国防総省は声明で「われわれが現実的な脅威への信頼できる抑止力を備えていることを証明した」と述べ、実験成功の意義を強調しました。

国防総省は、北朝鮮が、ICBMの獲得に近づきつつあると分析し、ミサイル防衛網の強化を進めており、今回の実験は、北朝鮮をけん制するねらいがあるとみられます。