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アメリカ軍によりますと8日、グアムを飛び立ったB1爆撃機2機が韓国軍の戦闘機と合流して朝鮮半島の周辺を飛行し、韓国内の訓練場で爆弾の投下訓練などを実施したということです。


今回の行動は、北朝鮮が4日に発表したICBMの初めての発射実験への対抗措置で、アメリカ太平洋空軍は「北朝鮮の行動はアメリカ本土、そして同盟国への脅威であり、求めがあればわれわれの決定的な能力を解き放つ準備はできている」として北朝鮮を強くけん制しました。


アメリカ軍はこれまでも北朝鮮弾道ミサイルの発射や核実験を実施したあとにグアムからB1爆撃機を派遣し朝鮮半島周辺の上空を飛行させています。


アメリカ軍は、北朝鮮によるICBMの発射実験の発表を受けて北朝鮮への圧力を強める構えを見せていて、発射実験が発表された翌日の5日には韓国軍と合同で地対地ミサイルなどを発射する演習を実施しています。


ただマティス国防長官は6日、ICBMの発射実験について「われわれを戦争に近づけるとは思わない。完全に外交主導だ」と述べて、引き続き外交によって事態の打開を目指す考えを強調しています。

韓国軍によりますと、今回の訓練は、午前8時から2時間にわたり行われたということです。訓練では、アメリカ軍のB1爆撃機2機が弾道ミサイルの発射台を標的に爆弾を投下し、韓国軍のF15戦闘機2機が地下の重要施設を攻撃するという想定で行われました。


韓国空軍の司令官は「米韓両軍は、敵がいつ、どこで、どのような挑発をしても直ちに対応してせん滅する」として、北朝鮮のさらなる挑発を強くけん制しました。

アメリカ軍によりますと8日に朝鮮半島周辺を飛行したB1爆撃機2機は、その後、グアムに戻る途中に航空自衛隊のF2戦闘機と合流し、東シナ海の上空も飛行したということです。


アメリカ軍は6日にもB1爆撃機東シナ海に展開させて航空自衛隊のF15戦闘機2機と合流し太平洋軍の指揮下にある爆撃機としては初めて航空自衛隊と夜間飛行訓練を実施したとしています。


この時はグアムに戻る途中に南シナ海の上空も飛行していて、アメリカ軍としては中国を念頭に爆撃機の展開能力などを示す狙いもあると見られます。

アメリカ国防総省ミサイル防衛局は、近く、最新のミサイル迎撃システム「THAAD」の迎撃試験をアラスカ州で実施すると明らかにしました。


アメリカ軍は北朝鮮弾道ミサイルに対処するため、ことし4月からこのシステムの韓国南部への配備を進めていますが、迎撃試験を実施するのは韓国への配備以降初めてです。


ミサイル防衛局によりますと今回の試験は、北朝鮮ICBM大陸間弾道ミサイルの初めての発射実験に成功したと発表する以前から計画されていたということですが、「THAAD」について「世界各地に移動可能で迅速に展開して弾道ミサイルを破壊、迎撃できる能力を持つ」として、その重要性を強調しています。