https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

14日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、固体燃料式の新型ICBM大陸間弾道ミサイル「火星18型」の初めての発射実験が13日に行われたと伝えました。

「労働新聞」によりますと「火星18型」は3段式で、1段目が通常の角度で、2段目と3段目が通常より角度をつけた「ロフテッド軌道」で飛行するよう設定され、切り離された1段目と2段目は日本海に落下したということで「戦争抑止力の使命を遂行する戦略兵器の主力手段」としての性能や信頼性が確認されたとしています。

ただ、3段目が飛行後にどうなったのかについては言及していません。北朝鮮が固体燃料式のICBM級の弾道ミサイルを発射したのは初めてで、従来の液体燃料式より迅速に発射することができ、探知や迎撃がいっそう難しくなるとされています。

夫人や娘らとともに立ち会ったキム・ジョンウン総書記は「『火星18型』の開発は、われわれの戦略的抑止力の構成を大きく再編し、核反撃態勢の効用性を急速に進展させる」と述べ、意義を強調しました。

韓国軍は、北朝鮮が13日、射程が中距離級以上の弾道ミサイル1発を、首都ピョンヤン付近から日本海に向けて発射したと明らかにしていて、発表はこのミサイルを指すとみられます。

14日付けの「労働新聞」には、1面から3面にわたって「火星18型」の発射に関連した写真26枚が掲載されています。

公開された写真からは、「火星18型」が片側9輪の迷彩色の移動式発射台で運ばれて垂直に立ち上げられたあと、キム・ジョンウン総書記がリ・ソルジュ(李雪主)夫人や娘、それに妹のキム・ヨジョン(金与正)氏らとともに見守る中、発射された様子が確認できます。

また、白と黒の市松模様のミサイルから噴き出す炎が、スカートのように広がっていて、固体燃料式の特徴を示していることが分かります。

さらに、3段式のミサイルが次々と分離された様子のほか、宇宙空間から撮影されたとみられる地球には日本列島や朝鮮半島も確認できます。

北朝鮮は、ことし3年目に入った「国防5か年計画」で、従来の液体燃料式より迅速に発射できる固体燃料式のICBM大陸間弾道ミサイルの開発を掲げていて、迎撃や探知を難しくし奇襲能力を高めることを目指しているとみられています。

北朝鮮は去年12月、北西部トンチャンリ(東倉里)にある「ソヘ(西海)衛星発射場」で、初めてとなる、推力140トンの大出力の固体燃料エンジンの燃焼実験に成功したと発表しました。

立ち会ったキム・ジョンウン総書記は「最も短い期間内の新型戦略兵器の出現」に期待を示しました。

さらにことし2月には、朝鮮人民軍の創設から75年の節目に行われた軍事パレードの最後に、片側9輪の迷彩色の移動式発射台に搭載された新型ミサイルが登場しました。

韓国の専門家からは、固体燃料式のICBMの実物大の模型ではないかという指摘が出たほか、韓国国防省は、開発が年内に一定の進展を見せる可能性があるという見方を示していました。

北朝鮮は、史上初のアメリカとの首脳会談を前にした2018年に発射実験を中止すると表明した、ICBM大陸間弾道ミサイル級の弾道ミサイルの発射を去年から再開しました。

去年3月、北朝鮮は首都ピョンヤン近郊から日本海に向けてICBM級の弾道ミサイル1発を、通常より角度をつけて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射し、最高高度が6200キロ以上に達しました。

発射の翌日には、キム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと、新型ICBMの「火星17型」の発射実験に初めて成功したと発表しました。

「火星17型」は射程が1万5000キロを超え、アメリカ全土を射程に収める可能性があるとされ、去年11月に再び発射した際は「最終発射実験」だったとして技術の向上をアピールしました。

また、ことし2月、アメリカ本土全域を攻撃できると主張する、ICBM級の「火星15型」が発射され、ICBM級の弾道ミサイルとしては初めて「発射訓練」を実施したと明らかにしました。

さらに先月には、米韓合同軍事演習のさなかに「火星17型」を発射して「発射訓練」が行われたと発表し、実験段階から実戦配備の段階に入ったと強調していました。

北朝鮮が固体燃料式の新型ICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験を行ったと発表したことについて、ミサイルの専門家で、未来工学研究所の西山淳一研究参与に聞きました。

Q.
北朝鮮は固体燃料式の新型ICBMの発射と発表したが、何が読み取れるのか?
A.
弾道ミサイルの噴煙からも明らかに固体燃料式のロケットエンジンだと確認できる。
液体燃料式の場合は噴煙が早く消えてしまうが、今回のミサイルは、上昇しながら地上まで煙の尾が引いている。
明らかにきちんと飛行しているので、固体燃料式ミサイルの開発がずいぶん進んでいると思われる。

Q.
固体燃料式にはどんな意味があるのか?
A.
液体燃料式と比べて準備の時間が非常に短く、燃料が常に入った状態で発射の準備ができるため、各国とも弾道ミサイルは固体燃料式にしている。
発射までの時間が短くなり、急に撃ってくる可能性があるため、脅威が増していると考えられる。

Q.
今後、北朝鮮の動きについて何を警戒するべきなのか?
A.
同じ実験を何度もやってミサイルやシステムの信頼性を上げていくので、これから似たような発射実験をやることは間違いない。
また固体燃料式は発射の兆候がなかなか分からないので、防衛するほうとしては、即時対応能力が一層求められることになる。

北朝鮮が13日、弾道ミサイルを発射したことについて、国連のグテーレス事務総長は13日、報道官を通じて声明を出し、強く非難しました。

そのうえでグテーレス事務総長は、北朝鮮に対し「関連するすべての国連安全保障理事会の決議のもとで、義務を完全に守るよう求める」としたうえで、関係国との対話を再開するよう改めて呼びかけました。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、キム・ジョンウン金正恩)総書記の立ち会いのもとで13日に初めて行ったとする、固体燃料式の新型ICBM「火星18型」を発射した際の映像を、14日正午すぎから放送しました。

映像では、片側9輪の迷彩色の移動式発射台に搭載された「火星18型」が水辺のそばにある空き地に運ばれ垂直に立ち上げられたあと、発射管からミサイルが飛び出し、炎を噴き出しながら上昇する様子が映し出されました。

また、上昇するミサイルから炎がスカートのように広がり、大量の白煙が出る様子なども放送され、固体燃料式の特徴が示されています。

このほか、「火星18型」は3段式のミサイルだとし、2段目が上空で切り離されるもようなども映し出されました。

固体燃料式は、従来の液体燃料式より迅速に発射でき、探知や迎撃が一層難しくなるとされていて、北朝鮮としてはICBM級の弾道ミサイルの技術の向上を誇示するねらいがあるとみられます。

韓国国防省は、アメリカ軍のB52戦略爆撃機が参加して米韓空軍による共同訓練を14日に実施したと発表しました。

この爆撃機核兵器を搭載することができ、公開された映像では、爆撃機2機が米韓両軍の戦闘機と編隊を組んで飛行している様子が映されています。

北朝鮮が14日に固体燃料式のICBM発射実験を行ったと発表した中、韓国国防省は「北のいかなる核攻撃も容認しないという強力な同盟の意志を示した」と強調しました。

北朝鮮による固体燃料式のICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験の発表について、韓国軍出身で、北朝鮮のミサイル技術に詳しい、韓国のシンクタンク「国防安保フォーラム」のシン・ジョンウ(辛宗祐)事務局長に話を聞きました。

Q.
北朝鮮の発表した弾道ミサイルを見てどういった特徴がわかるのか?
A.
ロシアの「トーポリM」というICBMと見た目はほぼ同じだ。内部のガスの圧力でミサイルを押し出して、発射管を射出後に点火させるコールド・ランチという方法。
固体燃料式のICBMの場合は、発射の衝撃が液体燃料式のものより大きく、そのまま発射してしまうと移動式発射台が倒れたり揺れたりするかもしれないためだ。

Q.
北朝鮮の発表文からは、どんなことが言えるのか?
A.
普通、ミサイルは通常角度であれば通常角度で、高角度なら高角度で発射する。しかし、最初にまず通常角度で発射して、2段目の切り離しと3段目の切り離しで高角度にしたとしている。普通はそんなことはしないが、初めての発射実験だったので、まずは通常角度で性能を確認した。その後、予想外に飛んで誤って北海道に落ちるようなことがないように、高角度にしたのではないか。

Q.
日本ではJアラートで訂正情報の発表があった。飛行の特徴に関係があるのか?
A.
詳しくは分からないが、1段目は通常角度で発射したとあるので、その予測軌道から北海道周辺を対象に一時的にJアラートが出たのではないか。そのような通常ではない飛行のしかたをされると、レーダーによる落下予測は難しいと思う。

Q.
北朝鮮は失敗の可能性も念頭に置いていた?
A.
当然だろう。今回、これまでによく発射していたピョンヤンの空港ではなくて、中心部から離れた場所だった。4月15日は、北で最も政治的に重要な行事であるキム・イルソン(金日成)主席の生誕記念日だ。それを前に、首都で万一、失敗した場合には、住民の多くが知るところとなり、政権の威信に傷がつくおそれがあるので郊外から発射したのだろう。それだけ失敗の可能性もあると予想していたと考えられる。

Q.
今後はどのような動きが考えられるのか?
A.
今回はきちんとエンジンが出力できるのかを確認したのだと思う。これからはアメリカ本土全域を攻撃できる能力を示すために発射実験を続けるだろう。次回以降は、今回のように通常角度と高角度を織り交ぜて発射するのではなく、高角発射をして最大能力を試そうとするだろう。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、キム・ジョンウン金正恩)総書記の立ち会いのもと、13日、固体燃料式の新型ICBM大陸間弾道ミサイル「火星18型」の初めての発射実験を行ったとし、映像を14日、公開しました。

固体燃料式は従来の液体燃料式よりも迅速に発射できるとされていて、北朝鮮は「戦争抑止力の使命を遂行する戦略兵器の主力手段」だとし、性能や信頼性が確認されたと強調しました。

これについて韓国国防省は14日、「開発は中間段階で、完成に至るにはさらなる時間が必要な水準だ」との分析を示しました。

一方、韓国の通信社、連合ニュースは「奇襲発射が可能な固体燃料式のICBMによって、北のミサイルを探知し先制打撃することが難しくなるのではないか懸念が出ている」と伝えています。

また韓国などの専門家からは、北朝鮮が今後、「火星18型」の発射実験を繰り返しながら、性能を向上させ、アメリカ全土への攻撃能力を誇示するとの見方が出ています。

韓国国防省は、アメリカ軍のB52戦略爆撃機が参加して米韓空軍による共同訓練を14日に実施したと発表しました。

この爆撃機核兵器を搭載することができ、公開された映像では、爆撃機2機が米韓両軍の戦闘機と編隊を組んで飛行している様子が映されています。

北朝鮮が14日に固体燃料式のICBM発射実験を行ったと発表した中、韓国国防省は「北のいかなる核攻撃も容認しないという強力な同盟の意志を示した」と強調しました。

北朝鮮による固体燃料式のICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験の発表について、韓国軍出身で、北朝鮮のミサイル技術に詳しい、韓国のシンクタンク「国防安保フォーラム」のシン・ジョンウ(辛宗祐)事務局長に話を聞きました。

Q.
北朝鮮の発表した弾道ミサイルを見てどういった特徴がわかるのか?
A.
ロシアの「トーポリM」というICBMと見た目はほぼ同じだ。内部のガスの圧力でミサイルを押し出して、発射管を射出後に点火させるコールド・ランチという方法。
固体燃料式のICBMの場合は、発射の衝撃が液体燃料式のものより大きく、そのまま発射してしまうと移動式発射台が倒れたり揺れたりするかもしれないためだ。

Q.
北朝鮮の発表文からは、どんなことが言えるのか?
A.
普通、ミサイルは通常角度であれば通常角度で、高角度なら高角度で発射する。しかし、最初にまず通常角度で発射して、2段目の切り離しと3段目の切り離しで高角度にしたとしている。普通はそんなことはしないが、初めての発射実験だったので、まずは通常角度で性能を確認した。その後、予想外に飛んで誤って北海道に落ちるようなことがないように、高角度にしたのではないか。

Q.
日本ではJアラートで訂正情報の発表があった。飛行の特徴に関係があるのか?
A.
詳しくは分からないが、1段目は通常角度で発射したとあるので、その予測軌道から北海道周辺を対象に一時的にJアラートが出たのではないか。そのような通常ではない飛行のしかたをされると、レーダーによる落下予測は難しいと思う。

Q.
北朝鮮は失敗の可能性も念頭に置いていた?
A.
当然だろう。今回、これまでによく発射していたピョンヤンの空港ではなくて、中心部から離れた場所だった。4月15日は、北で最も政治的に重要な行事であるキム・イルソン(金日成)主席の生誕記念日だ。それを前に、首都で万一、失敗した場合には、住民の多くが知るところとなり、政権の威信に傷がつくおそれがあるので郊外から発射したのだろう。それだけ失敗の可能性もあると予想していたと考えられる。

Q.
今後はどのような動きが考えられるのか?
A.
今回はきちんとエンジンが出力できるのかを確認したのだと思う。これからはアメリカ本土全域を攻撃できる能力を示すために発射実験を続けるだろう。次回以降は、今回のように通常角度と高角度を織り交ぜて発射するのではなく、高角発射をして最大能力を試そうとするだろう。

韓国外務省は13日、元徴用工訴訟問題の解決策として示した政府傘下の財団による賠償肩代わり措置について、原告遺族の大半が財団からの受け取りに同意したと発表した。

韓国政府は3月、「未来志向の韓日関係」(尹錫悦大統領)に向けて日本との間で懸案となっていた元徴用工訴訟問題の解決策を発表した。

韓国外務省によると、勝訴した原告15人のうち10人の遺族が肩代わり措置に同意した。「(同意した)遺族はこの問題の迅速な解決を望み、政府案を受け入れた」とした。

政府案を拒否している存命中の元徴用工3人と2人の遺族には引き続き説明し理解を求めていくとした。

d1021.hatenadiary.jp

#日韓(徴用)

d1021.hatenadiary.jp

#朝鮮半島