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FRBの金融政策をめぐってトランプ大統領は先月8日、FRBのパウエル議長に直接、電話をして、去年、利上げを続けたことに不快感を伝えたと報じられたほか4日も、ツイッターに「FRBの利上げは不必要で、破壊的な行為だ」と投稿するなど批判を続けています。

トランプ大統領は5日、記者団に対して「FRB金利を引き下げるべきだ。彼らはアメリカ経済を減速させた」と述べ、政策金利を引き下げるべきだと明言し、FRBに対して、さらに圧力を強めました。

トランプ大統領は、FRBの定員7人の理事ポストのうち、現在、空席になっている2つについて、大統領選挙で経済政策の顧問を務めた、スティーブン・ムーア氏ら利上げに反対している候補を指名しています。

トランプ大統領FRBの人事を通じても、みずからの影響力を強めようとしていることで、FRBの金融政策の独立性が失われるおそれがないか懸念が広がっています。

トランプ大統領は、メキシコとの国境から犯罪者や違法薬物が流入していると主張し、今後1年の間に不法移民が減少しなければメキシコ製品への課税や国境の閉鎖を検討する方針を明らかにしています。

5日、トランプ大統領は、カリフォルニア州南部のメキシコとの国境地帯を訪問し、地元の国境警備にあたる当局者らと意見を交わしました。

この中でトランプ大統領「不法移民は急激に増えており、受け入れることができる限界を超えている。アメリカは、もう満員だ。回れ右をして帰るべきだ」と述べ、不法移民対策に厳しく取り組む姿勢を改めて示しました。

このあとトランプ大統領は新たに壁が建設されたばかりの国境に足を運び「安く、早く、効果的な対策だ」と述べ、公約である国境の壁建設の必要性を強調しました。

来年の大統領選挙に向けて、政権奪還を目指す野党・民主党からは立候補の表明が相次いでおり、トランプ大統領としては不法移民に厳しい姿勢を示すことで、支持基盤である保守層にアピールするねらいがあるとみられます。