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神奈川県の横須賀基地に配備されていたイージス駆逐艦がおととし6月、静岡県コンテナ船と衝突して乗組員7人が死亡した事故で、職務怠慢などの疑いで訴追されていた元艦長らについて、アメリカ海軍は訴追を取り下げて、けん責処分にしました。艦長らは職を解かれ、司法によらない処分をすでに受けたと説明しています。

この事故では、アメリカ海軍がイージス駆逐艦フィッツジェラルドの当時の艦長らを職務怠慢などの疑いで軍法会議にかけるために訴追していました。

しかし、アメリカ海軍は12日までに、2人の訴追を取り下げ、けん責処分としたことを明らかにしました。

アメリカ海軍は「2人はすでに職を解かれ、司法によらない処分を受けている」と説明しています。

事故の原因について、アメリカ海軍は、当時の艦長の判断ミスに加え、乗組員がレーダーの基本的な扱い方を知らないなど、能力が不足していたとする調査報告書をまとめています。

海軍では、訓練を強化するなど再発防止に向けた取り組みを進めています。