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最終ラウンドは、2位でスタートしたウッズ選手など一時5人が通算12アンダーでトップで並ぶ混戦となりました。

そうした中最終組のウッズ選手は、パー5の15番でバーディーを奪って単独トップに立ち、さらに続く16番のパー3は1打目をピンそばおよそ1メートルにつけてバーディーを奪いリードを広げました。

最後の18番はボギーとなりましたが、最終ラウンドはバーディー6つ、ボギー4つでスコアを2つ伸ばし、2位と1打差の通算13アンダーで14年ぶり5回目の優勝を果たしました。

最後にカップからボールを拾い上げたウッズ選手は、大勢のギャラリーの声援に応えて両手を力強く突き上げて、喜びを表現していました。

ウッズ選手の海外メジャー制覇は、2008年の全米オープン以来11年ぶりで通算15勝目。アメリカツアーの優勝は通算81勝です。

松山英樹選手は、スコアを伸ばせず通算3アンダーで32位。

初出場のアマチュアで、東北福祉大の金谷巧実選手はスコアを6つ落とし通算5オーバーで58位。

小平智選手はスコアを4つ落とし通算6オーバーで61位でした。

マスターズ・トーナメントで14年ぶり5回目の優勝を果たしたタイガー・ウッズ選手は「きょうは自分のゴルフに集中することを考えていて、精神的に冷静さを保つことができたのが勝因になったと思う」と、最終ラウンドを振り返りました。

そのうえで「第一線で優勝できることは想像していなかったので、カムバックを果たしてマスターズで優勝できたのは、自分にとっても最高の優勝だと思う」と笑顔で話しました。

タイガー・ウッズ選手はアメリカ・カリフォルニア州出身の43歳。豪快なショットと正確なパッティング、そして勝負強さを持ち合わせた選手です。

プロ1年目の1997年、21歳の時に海外メジャー大会のマスターズ・トーナメントで初優勝を果たすなど次々に勝利を重ねました。

華々しい活躍の一方、2009年には自動車事故をきっかけに女性問題が次々と明るみに出て、一時、プロゴルファーとしての活動を自粛しました。また2017年には意識がもうろうとした状態で車を運転したとして警察に逮捕されるなどしました。

それでも、たび重なるけがを乗り越え、本格的にツアーに復帰した昨シーズンは9月のプレーオフ終戦で2013年以来、5年ぶりとなる優勝を果たしました。

今回のマスターズ・トーナメントの優勝は、ウッズ選手にとってツアー通算81勝目。また海外メジャー大会の優勝は歴代最多18勝のジャック・ニクラウス選手に次ぐ歴代2位の15勝となりました。