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 ――伝統的な職人技に支えられた家具の価値を広げるための会を久美子さんが立ち上げたようですね。

 「やっと気づいたと思う。それを目的で始めたのが大塚家具。久美子がきょうのこのチャンスを待っていたんじゃないか。悩んだ末だろう。ほめてあげたい。『気がつくのは遅くなかったよ』と言ってあげたい」

 ――協力を求めているようですが。

 「協力できるのは私しかいないでしょう。反省したのは分かります。変わったなと。私たち親子ですからなんの問題もないですよ。ほんと生きているうちで良かったということです」

 ――大塚家具と匠(たくみ)大塚が合流することはあるのでしょうか。

 「何年か後はあるかもしれない。持ち合いでの提携もあるかもしれませんよね。取引先は一緒ですから」

 ――会うのはどれくらいぶりですか。

 「4年前の取締役会以来。来るかもしれないというのも、さっき聞いたばかり」

 ――この4年間はどういうときだったのでしょうか。

 「一緒になったら、無駄を取り戻したい。いや、無駄じゃなかった。逆に生きていてよかったとおもう」

大塚家具の大塚久美子社長は26日、父親の勝久氏が大塚家具を離れた後に設立した「匠大塚」の新店舗を訪れ、勝久氏と面会しました。

大塚社長は、にこやかな表情で勝久氏とことばを交わし、お祝いのメッセージを添えた赤いバラの花束を手渡していました。
大塚社長と大塚家具創業者の勝久氏は、かつて会社の経営権を巡って激しく対立した経緯があり、面会するのはおよそ4年ぶりだということです。
大塚社長は勝久氏に対して、大塚家具を中心に新たに設立した業界団体の名誉会長への就任を要請したということです。

面会のあと、大塚久美子社長は「離れている時間は長かったが、きょう会ってみて、そうは感じなかった。縁の深さを感じている」と述べました。
親子で和解したのかという質問に対しては「もともと、けんかをしているという認識はありません」と答えました。

一方、勝久氏は「団体の名誉会長になるかどうかこれから考えたい。赤いバラは大好きで、本当にうれしかった。これで関係が変わらないわけはない」と述べました。

また、大塚家具の経営に助言するのかという質問に対しては「これからやるべきことは自分で分かっていると思う。お互いに業界を盛り上げて行きたい」と答えました。

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