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ニューヨークのリバティー島にある自由の女神像は、1886年アメリカ独立100年を記念してフランスから贈られたもので、アメリカを代表する観光名所になっています。

自由の女神像のすぐそばに新たに完成した博物館は、総面積が2400平方メートル余りで、市民の寄付などをもとに、総工費1億ドル(およそ110億円)をかけて、建設されました。

自由の女神像が現在掲げているたいまつは、1986年に老朽化などのため、新たにつけかえられたものですが、博物館ではそれまでの100年間使われていた黄色いガラス製のたいまつの実物を見ることができます。

また、館内の大型モニターでは、台座を除いて、高さおよそ46メートルになる自由の女神像を200以上の部分に分けて、フランスから運んだ経緯や、自由の女神像が、世界各地からやってくる移民にとって、新天地アメリカの象徴となっていた歴史が動画や写真で紹介されています。

博物館のあるリバティー島の管理責任者ジョン・ピルツゼッカーさんは「港で移民を迎えてきた自由の女神像は、彼らにとって自由の象徴です。博物館を訪れた人たちが自由とは何かを考えてもらえる場になればと思っています」と話していました。

博物館は、16日から一般に公開されます。

アメリカ西部モンタナ州のスティーブ・バロック知事は14日、ツイッターにビデオ声明を投稿し、来年の大統領選挙への立候補を表明しました。

声明でバロック知事は「アメリカでは誰もが成功するチャンスを与えられていると信じているが、そんな機会はもはやほとんどの国民には存在しない。だからこそトランプ大統領に勝たなければならない」と述べ、格差の是正などを訴える考えを強調しました。

民主党の候補者指名争いにはこれで22人が名乗りを上げたことになり、前回2016年の大統領選挙で共和党から17人が立候補したのを上回り、まれにみる混戦もようとなっています。

各種の世論調査では、オバマ政権で副大統領を務めたバイデン氏が抜群の知名度を背景にトップの支持を集めていて、前回の選挙でクリントン氏と最後まで民主党の候補者指名を争ったサンダース氏が続いています。

ただ、両候補とも高齢で、新鮮味に欠けるとの声もあり、決定的な本命候補の不在が候補者の乱立につながっています。

来月には民主党の候補者によるテレビ討論会も行われる予定で、政権奪還を目指す民主党の候補者選びの行方に関心が高まっています。

トランプ大統領は13日、ハンガリーのオルバン首相をワシントンのホワイトハウスに招いて会談を行いました。

オルバン首相は国境にフェンスを設けて難民や移民の受け入れを拒否してEUと対立していますが、トランプ大統領「正しいことをしている尊敬すべき指導者だ」と述べ、オルバン首相を評価しました。

そのうえで、トランプ大統領「EUがいま、深刻な問題を多く抱えているのは、オルバン首相と同じ政策をとらなかったからだ」と指摘して、EUの移民政策を批判しました。

この発言についてヨーロッパのメディアは、トランプ大統領が野党などから移民に厳しいみずからの政策への批判を受ける中で、ヨーロッパも移民政策を転換するべきだと主張したものだと伝えています。

EUでは移民に厳しい政策を掲げるなど、EUの変革を求める勢力が各国で勢いを増しています。

今月下旬にヨーロッパ議会選挙が迫る中で、トランプ大統領の今回の発言は、そうした勢力を後押しするものだと受け止められています。

先月公表されたロシア疑惑をめぐる捜査報告書では、トランプ大統領の長男のジュニア氏が大統領選挙中にロシア人弁護士から民主党クリントン候補に不利になる情報の提供を持ちかけられたと指摘しています。

アメリカの議会上院では、報告書の内容がジュニア氏がおととし、議会の聴き取り調査に応じた際の説明と食い違うとして、改めてジュニア氏の議会証言を求める召喚状が出されたとの報道もありました。

こうした中、アメリカの複数のメディアは14日、ジュニア氏が来月中旬、議会上院の情報委員会の非公開での聴き取りに応じ証言をする意向を示したと伝えました。

議会上院は与党である共和党が主導していて、早期の幕引きを図りたいトランプ大統領と、一部議員の間の足並みの乱れも指摘されていました。

この報道に先立って、ホワイトハウスで記者からジュニア氏の議会証言をめぐって質問を受けたトランプ大統領「長男は20時間以上にわたってモラー特別検察官の捜査に協力し、完全に疑いが晴れた。それなのに証言を求められる理由がわからない。非常に理不尽だ」と述べ、強い不満といらだちを示していました。