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ロイター/イプソスが今週実施した世論調査によると、米国の中間選挙が間近に迫る中、バイデン大統領の支持率は1ポイント低下の39%と、就任以来の最低(5月と6月に記録した36%)に近付いた。

バイデン氏の不人気ぶりは8日の中間選で野党・共和党が下院で過半数を奪還し、上院でも優位に立つ可能性があるとの見方を強めている。

国家最大の課題として回答者の約3分の1が経済を挙げた。犯罪との回答は約1割を占めたほか、約15分の1は妊娠中絶権の停止と答えた。

調査は全米でオンラインを通じて英語で実施。成人1004人が回答し、そのうち424人が民主党員、390人が共和党員だった。

ツイッターを買収した実業家イーロン・マスク氏は7日、翌日に投開票される米中間選挙共和党の議員候補に投票するよう呼びかけた。

無党派有権者に対し「権力の共有によって最悪な両党の行き過ぎた行為が抑制される。したがって、大統領職が民主党であることを考慮すると、共和党に投票することを推奨する」ツイッターで述べた。

その上で「筋金入りの民主党員と共和党員は決して反対側には投票しない。決めるのは無党派層だ」とした。

マスク氏はその後「将来再び民主党に投票することにオープンだ」とツイートし、自身はこれまで無党派で、民主党に投票してきたと述べた。

同氏は4月、ツイッターが「社会の信頼に値するためには、政治的に中立でなければならない」との見方を示していた。

マスク氏のツイッターは1億1000万人以上のフォロワーを持つ。主要ソーシャルメディアプラットフォームのトップが明確に米国の特定政党への支持を呼びかけるのはこれが初めて。

バージニア大学政治学センターのカイル・コンディック氏は「このようなある種の有名人の『推薦』が有権者の行動に何らかの影響を与えるとは考えにくい」と指摘。選挙結果に影響は及ぼさないとの見解を示した。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、マスク氏のツイートについて「(バイデン)大統領は投票の重要性について頻繁に語ってきた」と述べるにとどめた。

市民団体フリープレスのジェシカ・ゴンザレス共同最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、マスク氏のコメントは同氏が広告主の信頼を得られるバランスの取れたCEOだということを証明していないと述べた。

ツイッターイーロン・マスクCEOは7日、自身のツイッターに、無党派層有権者へと題して「権力の共有は、両党の行き過ぎた対応に歯止めをかける。大統領職が民主党なら、議会は共和党候補に投票することを勧める」などと投稿しました。

マスク氏はことし4月、ツイッターは政治的な中立を保つべきだという考えを示していましたが、今回の投稿はこれと相反する内容で波紋を呼んでいます。

一方、マスクCEOは、この投稿からおよそ6時間後、「はっきりさせておくが私は無党派で、ことしまではずっと民主党に投票してきた」などと弁解とも受け取れる内容も投稿しています。

また、アメリカの有名コメディアンのツイッターアカウントがマスク氏になりすましたことを理由に凍結されました。

マスク氏は買収後、「コメディーはツイッター上で今や合法になった」と投稿していましたが、今回、パロディと明記しないかぎり、なりすましをした人のアカウントを永久停止するとしており、困惑が広がっています。

アメリカの中間選挙は、4年ごとの大統領選挙の中間の年に行われる連邦議会などの選挙で、ことしは上院の100議席のうち35議席と、下院の435議席すべてが改選されます。

投票は現地時間の8日、日本時間の8日夜8時からアメリカ東部の州などで始まります。

議会では現在、上下両院ともに与党・民主党が主導権を握っていますが、事前の世論調査のまとめでは、下院は野党・共和党が優勢で過半数議席を確保する勢いとなっている一方、上院は多数派の確保をめぐって激しい競り合いとなっています。

選挙戦で民主党は、バイデン大統領に加え、今も根強い人気があるオバマ元大統領が激戦州を訪れ、人工妊娠中絶の問題を大きく取り上げたほか、トランプ前大統領やその支持者らが、おととしの大統領選挙の結果を受け入れていないとして、「民主主義が脅威にさらされている」と主張し、支持を呼びかけました。

これに対し共和党は、トランプ氏が各地を訪れ、民主党・バイデン政権が記録的なインフレや不法移民の流入、犯罪の増加を招いたなどと批判し、支持を訴えました。

今回の選挙では、2年後の大統領選挙への立候補に強い意欲をにじませるトランプ氏が上下両院などの共和党候補、200人以上を支持していて、トランプ氏の影響力をはかるうえで、こうした候補者の選挙結果にも大きな関心が集まっています。

ロシアのプーチン大統領の盟友で実業家のエフゲニー・プリゴジン氏は7日、米国の選挙に干渉したことがあり、今後も干渉し続けると述べた。米政府によって米選挙への関与が指摘されている人物が干渉を認めたのは初めて。

ロシア版フェイスブック「フコンタクテ」への投稿で「われわれは(米選挙に)干渉したし、干渉しているし、今後も干渉し続ける。慎重に、的確に、外科的に、独自のやり方で行う」と指摘。「精密な手術で腎臓と肝臓の両方を一度に切除する」としたが、この発言が何を意味するのかについて詳細は語らなかった。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官はこれについて「こうした発言は目新しいものでも驚くべきものでもない。プリゴジン氏に関連する組織が米国を含む世界中の選挙に干渉しようとしたことは周知の事実だ」とコメントした。

アメリカの中間選挙は4年ごとの大統領選挙の中間の年に行われる連邦議会などの選挙で、ことしは、上院の100議席のうち35議席と、下院の435議席すべてが改選されます。

投票は現地時間の8日、日本時間の8日午後8時からアメリカ東部の州などで始まります。

議会では現在、上下両院ともに与党・民主党が主導権を握っていますが、事前の世論調査のまとめでは、
▽下院は野党・共和党が優勢で過半数議席を確保する勢いとなっている一方、
▽上院は多数派の確保をめぐって激しい競り合いとなっています。

投票日前日の7日、バイデン大統領は東部メリーランド州で行われた集会で演説し、共和党からはおととしの大統領選挙の結果を受け入れていない候補者が数多く立候補しているとして「今こそ民主主義を守るときだ」と訴えて民主党への投票を呼びかけました。

これに対し共和党は、トランプ氏が激しい選挙戦となっている州の一つ、中西部オハイオ州で演説し、バイデン政権が記録的なインフレを招いたなどとして「国が破壊されるのを止めたければ共和党に投票すべきだ」と訴えました。

地元メディアによりますと、今回の選挙では2年後の大統領選挙への立候補に強い意欲をにじませるトランプ氏が上下両院などの共和党候補、200人以上を支持していて、トランプ氏の影響力をはかるうえでこうした候補者の選挙結果にも大きな関心が集まっています。

アメリカのトランプ前大統領は7日、中間選挙で激しい選挙戦となっているオハイオ州で演説を行い、「今月15日に重大な発表をフロリダ州で行う」と述べ、自宅である「マー・アー・ラゴ」で何らかの発表を行うことを明らかにしました。

トランプ氏は、かねてから2年後の2024年に行われる大統領選挙への立候補に意欲を示していて、アメリカの複数のメディアは近く立候補を表明することを検討していると報じています。

トランプ氏が支持する候補者が多く立候補している今回の中間選挙では、共和党議席を増やすとの見方が強まっています。

このため、トランプ氏は選挙結果を自身の功績だと主張することで大統領選挙に向けた弾みにしたいねらいがあるとの見方もあり、15日に正式に立候補を表明するのか注目されています。

トランプ前大統領が「今月15日に重大な発表をフロリダ州で行う」と述べると、集まっていた支持者は一斉に拍手をして会場は興奮に包まれました。

演説のあと、支持者の男性は「中間選挙が終わるまで待って大統領選挙への立候補を発表するんでしょう。トランプ氏はアメリカ中の人たちから支持を得られると思います。トランプ氏のもとに政権が戻るときだと思います」と話していました。

また、別の支持者の男性は「彼は正式に発表しませんでしたが、大統領選に立候補するでしょう。とてもうれしいです。民主党は国を破壊しています」と話していました。

アメリカ政治の行方を左右する中間選挙は、日本時間の8日の夜8時から一部の州で投票が始まりました。

記録的なインフレなどを背景に野党・共和党がバイデン政権への攻勢を強める中、与党・民主党が議会の上下両院で主導権を維持できるかが焦点です。

アメリカの中間選挙は4年ごとの大統領選挙の中間の年に行われる連邦議会などの選挙で、ことしは、▽上院の100議席のうち35議席と▽下院の435議席すべてが改選されます。

投票日を迎えた8日、東部の州などでは現地時間の午前6時、日本時間の午後8時から、投票が始まりました。

議会では現在、上下両院ともに与党・民主党が主導権を握っていますが、事前の世論調査のまとめでは、
▽下院は野党・共和党が優勢で過半数議席を確保する勢いとなっている一方、
▽上院は多数派の確保をめぐって激しい競り合いとなっています。

選挙戦で、民主党は、バイデン大統領に加え、オバマ元大統領が激戦州を訪れ、人工妊娠中絶の問題を取り上げたほか、おととしの大統領選挙の結果をトランプ前大統領やその支持者らが受け入れていないとして「民主主義が脅威にさらされている」と主張し、支持を呼びかけました。

これに対し、共和党は、トランプ氏が各地を訪れ、民主党のバイデン政権が記録的なインフレや不法移民の流入、犯罪の増加を招いたなどと批判し、支持を訴えました。

また、トランプ氏は7日、2年後の2024年に行われる大統領選挙への立候補を近く表明することを検討していると報じられる中「今月15日にフロリダ州で重大な発表を行う」と明らかにしました。

トランプ氏は、今回の中間選挙で上下両院などの共和党候補、200人以上を支持していて、選挙の結果を踏まえ、大統領選挙への立候補を表明するのか注目されます。

投票はこのあと各州で順次始まり、多くの州で日本時間の9日午前中に締め切られ開票作業が行われます。

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