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アメリカの中間選挙ABCテレビは、西部アリゾナ州州知事選挙について、民主党の新人のケイティ・ホッブス氏の当選が確実になったと伝えました。

ホッブス氏はアリゾナ州の州務長官などを経て、今回初めて知事選挙に立候補しました。

アリゾナ州は伝統的に共和党が強い地域で、大統領選挙では1952年以降、1996年の1回を除いて共和党の候補が勝利してきましたが、2020年の選挙ではわずか0.3ポイント差でバイデン氏がトランプ氏に勝利しました。

ホッブス氏は人工妊娠中絶の権利の保障や、移民を受け入れつつ国境を管理する当局への予算の増額などを訴え、共和党の新人でトランプ前大統領の支持を受けたケリー・レイク氏を抑えて初めての当選を確実にしました。

トランプ前米大統領は14日、2021年1月に自身の支持者らが議会を襲撃した事件を受けてツイッターのアカウントを永久凍結された問題で、言論の自由に反するとの訴えを退けた一審判決を不服として連邦高裁に控訴した。

トランプ氏の弁護団はサンフランシスコの高裁に提出した訴状で、ツイッターのアカウント永久凍結は「あからさまな党派的検閲」で「米国の歴史と法律に深く根ざした合衆国憲法修正第1条の原則原理に反する」と主張した。第1条は言論の自由を規定している。

裁判所に対し、補償的および懲罰的損害賠償とトランプ氏のアカウント即時復活をツイッターに命じるよう求めた。

一審は5月にトランプ氏の訴えを退けた。

トランプ政権で副大統領を務めたペンス氏は、14日に放送されたアメリABCテレビのニュース番組で、キャスターのデイビッド・ミュアー氏のインタビューに応じました。

この中で、ペンス氏は2年後の大統領選挙への立候補に意欲を示すトランプ氏について「再び大統領になるべきだと思うか」と問われたのに対し、「それはアメリカの人々が決めることだが、今後、われわれにはよりよい選択肢があると思う」と述べました。

そのうえで、みずからが立候補する可能性について、「家族で検討する」と述べて含みを持たせました。

また、ペンス氏は11月行われた中間選挙で、野党・共和党の獲得議席が伸び悩んだことについて、「トランプ前大統領が過去の選挙のことに重点を置き続け、候補者にも同調するよう求めたことは助けにならなかった」と述べて、おととしの大統領選挙で不正があったとするトランプ氏の主張が影響したとの見方を示しました。

ペンス氏は、中間選挙でトランプ氏が支持する候補者とは別の候補者を支援するなど、トランプ氏と距離を取りながら活動を活発化させていて、2年後の大統領選挙に向けた動向が注目されています。

アメリカで8日に行われた連邦議会などの中間選挙について、ABCテレビは議会上院でこれまでに与党・民主党が50議席を確保して主導権を維持することが確実になったと伝えています。

一方、野党・共和党は49議席の獲得を確実にしています。

また、議会下院についてAP通信は、民主党の205人、共和党の217人の当選が確実になったと伝えていますが、過半数218議席にはいずれも届いていません。

一方、ニュースサイト「アクシオス」によりますと、トランプ氏が支持した候補者のうち、接戦が予想されていた上下両院や知事選での候補者の勝敗は、12日時点で、16勝11敗となっているということです。

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