ウクライナ大統領就任 紛争終結が重要課題「対話の用意ある」 #nhk_news https://t.co/J5Of7uTWQG
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年5月20日
ウクライナで先月21日行われた大統領選挙の決選投票では、タレントの新人、ボロディミル・ゼレンスキー氏(41)が、現職のポロシェンコ氏を大差で破り、初当選しました。
ウクライナの議会では20日、就任式が行われ、ゼレンスキー大統領は、ウクライナの憲法などに手を置いて国民への忠誠を誓ったあと演説を行いました。
この中でゼレンスキー大統領は「まずしなければならないことは、東部の紛争を終わらせることだ。私には対話の用意がある」と述べ、親ロシア派と東部地域で続く紛争の終結が重要課題だとしてロシア側と話し合いを進める意向を示しました。
一方で「クリミアも東部地域もウクライナの土地だ」と述べ、ロシアからの奪還が必要だとも強調しました。
また、ゼレンスキー大統領は議会の解散を表明し、議会選挙を早急に行うことで、みずからの政党が議席をもたない状況を解消し、権力基盤を固めるねらいとみられます。
ウクライナは、クリミア併合などを受けてロシアと激しく対立していますが、ポロシェンコ前大統領と異なり、ロシア側と話し合う姿勢をみせるゼレンスキー大統領の就任で、関係修復に向けた動きが出てくるのかが焦点です。