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ロシアのメディアによりますと、解放されたのは、去年11月、ウクライナ海軍の艦船が南部の海峡でロシアに銃撃、拿捕(だほ)された際に拘束されたウクライナ軍の24人の兵士や、ウクライナで拘束されたロシア人のジャーナリストなど、ロシア人とウクライナ人、それぞれ35人です。

ロシアの国営テレビは7日、ウクライナで拘束されていたロシア人の関係者を乗せた特別機がモスクワの空港に到着する様子を伝えました。

ことし5月に就任しロシアとの対話の必要性を訴えてきたウクライナのゼレンスキー大統領は7月に行ったプーチン大統領との電話会談で拘束している兵士などの解放をめぐって具体的に協議することで一致していました。

ゼレンスキー大統領は7日、記者団に対し「これは第1章だ」と述べ、ロシアとの関係改善に向け今後も交渉を続けていく姿勢を示しました。

また、ロシア外務省もコメントを正式に発表し「前向きなシグナルととらえている。前政権と異なり、ゼレンスキー政権は賢明な方策をとり妥協する用意を示した」ウクライナ側の対応を評価しました。

ロシアとしても、ウクライナのクリミア併合などで欧米との関係悪化が続く中、ウクライナとの関係改善は必要だという考えで、今回の拘束者の解放が関係改善につながる一歩となるか注目されます。

ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、記者団の質問に応じ、今回の解放について「これは第1章だ」と述べ、ロシアとの関係改善に向け今後も交渉を続けていく姿勢を改めて示しました。

そして「私たちはこの恐ろしい“戦争”を終わらせなければならない」とも述べて、これまでにおよそ1万3000人が犠牲になっているウクライナ東部での政府軍と親ロシア派の戦闘についても終わらせるべきだと強調し、仲介にあたっているフランスとドイツも交え、停戦に向けた議論を行いたいという考えを示しました。

ロシアとウクライナは7日、これまで拘束していた相手国の兵士やジャーナリスト35人ずつを解放し、合わせて70人が特別機で帰国しました。

ウクライナの首都キエフの国際空港では、去年11月、黒海のクリミア沖でロシアに銃撃、拿捕(だほ)されたウクライナ軍兵士24人や、ロシアによるクリミア併合に抗議して拘束、収監されたウクライナ人の映画監督、センツォフ氏などが到着し、ゼレンスキー大統領が出迎えました。

これについてアメリカのトランプ大統領ツイッター「とてもよいニュースだ。おそらく、和平に向けた最初の大きな1歩だ」と書き込み、ロシアとウクライナの双方を評価しました。

ウクライナをめぐっては5年前、ロシアが南部のクリミア半島を併合したうえ、東部では政府軍と親ロシア派の戦闘が今も続き、ロシアと欧米との対立の最大の要因となっています。

今回、双方が合意に至った背景には、ロシアとしても欧米との関係改善を図るねらいがあるものと見られていますが、トランプ大統領としてもロシアとウクライナの歩み寄りを後押しした形で、今後、緊張緩和に向かうのか注目されています。

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