https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ロシア外務省のザハロワ報道官は23日の会見で、丸山穂高衆議院議員が、先に戦争で北方四島を取り返すことの是非に言及したことについて、「当然、われわれはこのような発言に憤慨している」と述べたうえで、「丸山氏の挑発的で非常識な言動には容赦のない判断が下されるだろう」と非難しました。

その一方で、ザハロワ報道官は、日本政府が丸山氏の発言に対し、「不適切で、政府の立場とは異なる」としたことや、衆議院議員辞職勧告決議案やけん責決議案が提出されたことなどに触れ、「一連の対応は事態の改善に向けて希望を抱かせるものだ」と評価しました。

5年前のロシアによるクリミア併合をきっかけに欧米とロシアの対立が深まるなか、日本はG7=主要7か国の中ではロシアとの良好な関係が際立っており、ロシア側としても、丸山氏の問題をきっかけに日ロ関係が悪化するのは避けたい思惑がうかがえます。

丸山穂高衆議院議員北方四島の「ビザなし交流」に参加して、戦争で島を取り返すことの是非などを元島民に質問したほか、訪問先で酒を飲んで禁止されている外出を試みようとしていたなどと報じられました。

これを受けて衆議院議院運営委員会は丸山氏から事情を聴取するため24日の理事会への出席を求めましたが、丸山氏は秘書を通じて病気のため2か月間の休養が必要だとする医師の診断書を提出し欠席しました。

このため理事会では丸山氏から少人数で静かな環境で事情を聴くことが可能かどうか問い合わせ、難しい場合は「ビザなし交流」に同行した政府の職員らからヒアリングを行うことも含め、今後対応を協議することになりました。

丸山氏に対しては与党側が、反省を促すための「けん責決議案」を、野党側が議員辞職勧告決議案をそれぞれ提出していて与野党は事実関係を確認したうえで決議案の取り扱いなどを判断したい考えです。

d1021.hatenadiary.jp