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紀子さまは、“できるだけ娘の気持ちを優先させたい”という秋篠宮さまの意向を尊重されています。ただ、小室さんへの不信や秋篠宮家や皇室全体への影響を考えると、結婚には慎重な立場を取らざるを得ないのでしょう」

 振り返れば、昨年2月、宮内庁より「結婚延期」が発表されたが、その時にリードされたのが紀子さまだとされた。

「発表の直前、急きょ、紀子さま眞子さまを連れて、当時の天皇皇后両陛下に参内されたことがありました。結婚延期のご報告だったそうです」(宮内庁関係者)

 それからは、結婚を希望され続ける眞子さまと、慎重な紀子さまの間では、会話が減り、言葉を交わすのは“公務についてのみ”という日々が続いていたという。

紀子さまは、“それならば”と、公務の中で眞子さまのお気持ちに変化が生まれるのを期待されるようになったようです。具体的には、数多くの重要な公務をお任せになり、眞子さまが取り組まれる中で、皇族としての矜持を取り戻してほしいと考えられた。実は、上皇后美智子さまも同じお考えのようです」(別の宮内庁関係者)

 その皮切りとなったのが、昨夏の異例の2週間に及ぶブラジル訪問だった。日本人のブラジル移住110周年を記念し、サンパウロリオデジャネイロなど14都市を訪問された。

「令和への御代がわりを経て、眞子さまは以前よりさらに多くの公務を担当されることになりました。それまではご夫妻が担われていた『みどりの感謝祭』『全国都市緑化祭』『国民体育大会』へのお出ましを眞子さまが引き継がれました。

 結婚され、皇室を離れたら、皇族としてそれらの公務を担うことはできません。紀子さまは“眞子さまはこれからも皇室にいる”という前提のもと、公務を振り分けられたというわけです」(前出・別の宮内庁関係者)

 実際に眞子さまは5月11日、東京・千代田区で行われた「みどりの感謝祭」式典にご出席された。23日には長野県で「全国都市緑化祭」に臨席される予定だ。

 特筆すべきは、先頃、紀子さま眞子さまを連れられ、おふたりで京都を訪れられたことだ。

「この数年、私的なご旅行でも、眞子さま秋篠宮さまとおふたりで出かけられることが多かった。紀子さま悠仁さまとおふたりで旅行されることが多かったからです。紀子さま眞子さまの母娘の1泊2日は珍しい」(前出・宮内庁関係者)

 前述のみどりの感謝祭での公務を終えられた11日に東京を発ち、大聖寺京都市上京区)を訪問された。その“小旅行”には、紀子さまのある願いが込められている。

紀子さまは2015年から『大聖寺文化・護友会』の名誉総裁を務められていますが、ゆくゆくはそのお立場を、眞子さまに譲りたいというお気持ちがあるのでしょう。これから先のことにもお考えを巡らせつつ、おふたりでゆっくりとお話ができたのではないでしょうか。直接的ではないにせよ、小室さんとの関係を考え直す機会にと、紀子さまは考えられたと思います」(前出・別の宮内庁関係者)

 眞子さまは7月に、ペルーやボリビアなど南米諸国を訪問される予定だ。

「あちこちの公務にお出ましになれば、その分、多くの人とかかわられることになります。そこには“新しい出会い”もあります。多忙な公務という場は、小室さんとの未来を考え直すとともに、新たな“婚活”の場でもあるのでしょう」(前出・別の宮内庁関係者)

 娘が自然に別れの道を選ぶための母の工作──。それは、眞子さまも敏感に感じ取られているに違いない。

紀子さまは、悠仁さまを立派な天皇に育てることが一丁目一番地の使命とお考えです。ただ、眞子さまの結婚のこじれが、悠仁さまの将来にも少なからぬ影響が出ていることは否めません。

 眞子さまは、“だから母は私の結婚に反対なのか”とお感じになり、小室さんのことで意固地になられているところもあるのではないか。眞子さまは、結婚して皇室を離れる身だと自覚してずっと生きてこられたわけだから、“結婚だけは自由にしたい”というお気持ちも理解できます」(皇室ジャーナリスト)

 昨今、女性宮家創設の早急な議論が求められている。それに伴い、眞子さまと結婚したら、小室さんが「圭殿下」となる日がくるかもしれないと報じられている。それを国民が受け入れられるかどうか。

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