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【問3】眞子さまの結婚について
(宮内記者会質問)
昨年11月、眞子さまは小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを文書で明らかにされ、秋篠宮さまは記者会見で2人の結婚に対するお考えを述べられました。

一方、小室さんは今年4月、母親と元婚約者との「金銭トラブル」について説明する文書を公表するとともに、元婚約者に解決金を渡す意向も示しています。

小室さんの一連の対応をどう受け止められていますか。

結婚に向けた今後の見通し、母親としてのお考え、親子で話し合われていることがあればお聞かせください。

紀子さま
長女の結婚については、親として娘の思いや考えを受け止められるよう、対話を重ねております。

こうした中、共感できることもあれば、意見が違うこともありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合い、長女の気持ちをできるだけ尊重したいと思っております。

一連の対応についての受け止めや、今後の見通し、話したことの内容などをお伝えすることは控えさせていただきます。

眞子さまはご結婚で皇室を出る際、最大で1億5250万円に上る一時金を受け取られることになりますが、これを辞退するご意向だとされています。一時金は元皇族としての品位を保つために支払われるもので、女性皇族が民間人と結婚する際のほか、15歳以上の内親王と王、女王が自身の意思によって皇室を出る場合などに支払われるものです。

 皇室経済法には辞退する規定はありませんが、終戦後の1947年10月に皇籍を離脱した旧11宮家の51人の皇族には、皇室経済会議の議決で一時金の支給が一旦決まったものの、GHQ連合国軍最高司令官総司令部)の占領下ということもあり、日本オリンピック委員会JOC)元会長・竹田恒和氏の父・竹田恒德氏ら元軍籍にあった元皇族12人については、一時金の不支出を皇室経済会議で改めて決定したという前例があります。眞子さまのご意思を尊重して不支出とすることは、理論上は可能なのです」

「インターネットなどでは『お金に困ったら、どうせ秋篠宮家に無心するのだろう』などという声も散見されますが、それは困難でしょう。憲法第8条は『皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない』としており、国会審議を経ずに密かに援助することはできないことになっているからです。400万円の借金疑惑で炎上した小室家の懐事情は言わずもがなです。一時金を受け取られないというのは、『無謀』のひと言に尽きるのです」(同前)

「結婚に伴う一時金にはそうした警備費用を賄うためという側面があります。ですが、一時金を受け取らないで高額な警備費用のかかるマンションにお住まいになれば、“どうして一時金なしに、高級な住宅に住めるのか”と疑念を生みかねません。“アメリカでの警備費用も、秋篠宮家側がこっそりと用立てたのではないか”と思われてもおかしくない」(前出・宮内庁関係者)

 皇室経済会議で“支給金0円”とすれば一時金なしのご結婚も、法的には不可能ではないという。

「ご結婚は憲法で認められた権利ですから、それ自体が許されない行為ではありません。ですが、今回のように国民の多くから祝福を受けることなく、まして皇族の儀式をされることなく皇籍離脱することは歴史上、前例のないことです。今後の皇室の信用や皇室の存続すら揺るがす事態といえるかもしれません」

納采の儀告期の儀、入第の儀といった儀式にかかわるのは、眞子さま秋篠宮家、小室さんや小室家の関係者です。なので、儀式の有無は秋篠宮さまがお決めになる。

 ただ、朝見の儀は別です。ご結婚に関して、両陛下にお出ましいただく唯一の儀式です。要は、眞子さまが直接、両陛下に結婚に際してのお別れの挨拶をされる機会ということです。その儀式を行うかどうかは、陛下がお決めになります」(前出・皇室関係者)

眞子さまのご結婚は平成から令和へとまたがりました。婚約が内定した際には、眞子さまは小室さんと、上皇上皇后ご夫妻に挨拶され、上皇陛下より結婚の『裁可』を受けられました。しかし、結婚が令和へずれ込んだ結果、いまの天皇陛下は裁可を出されたご本人ではないことになります。

 今回の朝見の儀は、眞子さまが陛下と雅子さまに結婚によって皇室を離れることのお別れの挨拶をされる、唯一の機会ということなのです。それすら行われないことが、皇室の在り方として許されていいのか、疑問が残ります」(前出・皇室関係者)

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眞子さまのご辞退を認めるためには法律を改正しなくてはならず、今回それはありえないのです。

 本当の問題は、小室圭氏が皇室と縁続きになることで、これから皇室にさまざまなダメージを与えねない懸念が多くあることだと私は指摘し続けてきた。

 皇族女性の結婚相手は、かつては、旧華族に限られていた。最近では紀宮清子様や高円宮絢子様の相手のように、裕福な家庭に生まれたエリート・サラリーマンではあるが、庶民出身の男性も出てきていた。

 ただ、彼らは、皇室とのお付き合いにおいても不安はなさそうである一方、生活態度も堅実で、皇室と縁続きであることを使って経済的利益を得ようということもなかった。

 だから、いま話題になっている、皇籍離脱の時に支払われる1億何千万円かの一時金も、元皇族としての品位を保つための足しにしてもらうという趣旨でよかった。

 ところが、小室圭氏の場合には、これまで心配しなくてもよかったことが何もかも心配になるのである。

 小室母子の問題を整理すれば、以下のようになる。
(1)経済基盤が弱く負債がかなりありそうである
(2)収入や財産と比べ著しく不相応な贅沢を繰り返してきた
(3)お金が足りないとかなりイレギュラーな手法で補填してきた
(4)圭氏は無収入で今後の見通しもついてない
(5)皇室とのつながりを集金に使うことを厭わない懸念がある。

八幡和郎(やわた・かずお)

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