ベネズエラ 現在の100倍の高額紙幣発行へ インフレ対策で #nhk_news https://t.co/2uW3H7zDkb
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月14日
南米のベネズエラでは、独裁体制を敷くマドゥーロ大統領をロシアや中国が支持する一方、暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長をアメリカが支援し、国際社会を巻き込んだ対立や混乱が続いています。
経済も悪化してハイパーインフレに陥り、ファストフードでハンバーガーのセットを買うには最高額の紙幣でも60枚程度が必要で、紙幣の不足が深刻になっています。
こうした状況を受けて、ベネズエラの中央銀行は現在の最高額の紙幣500ボリバルの100倍にあたる5万ボリバルの紙幣など、新たに3種類の高額紙幣を発行すると発表しました。
しかし、ベネズエラでは去年8月に通貨の単位を10万分の1に切り下げるデノミネーションが実施されたばかりです。
先月のインフレ率も81万%に上るなど急激なインフレは収まっておらず、新たな紙幣の発行に対しては早くも効果を疑問視する声が上がっています。