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アメリカのABCテレビは、FRBが来週18日から2日間の日程で金融政策を決める会合を開くのを前に14日、トランプ大統領へのインタビューの一部を報じました。

この中でトランプ大統領は、去年12月にかけて段階的に利上げを進めてきたFRBのパウエル議長について金利をこれほど引き上げない別の人物がFRBにいれば、経済成長率は少なくとも1.5ポイントは高かっただろう」と批判しました。

そのうえでトランプ大統領「パウエル議長を指名したのは私だが、彼の政策には全く賛成しない」と述べ、改めて利下げを求めて圧力をかけました。

市場関係者の間では米中の貿易摩擦が一段と激しくなり、景気の先行きに懸念が強まっているため、FRBは今後開かれる数回の会合で、景気に配慮して利下げに踏み切るのではないかという観測が高まっています。

しかしFRBトランプ大統領の圧力に屈したと受け止められれば、中央銀行の独立が揺らいで金融政策の動向が不透明になるだけに、難しい政策運営を迫られています。