ベネズエラ コロンビア国境の封鎖解除 物資の買い出しに人殺到 #nhk_news https://t.co/xpbKAdQ3EB
— NHKニュース (@nhk_news) June 9, 2019
ベネズエラでは、マドゥーロ大統領とグアイド国会議長の対立が長期化する中、マドゥーロ政権はことし2月、「反政府側を支援するアメリカなどが人道支援物資を名目に侵略しようとしている」と反発し、コロンビアやブラジルなどとの国境を封鎖しました。
マドゥーロ大統領は7日、ツイッターで、このうち西部タチラ州が接するコロンビアとの国境の封鎖を解除すると発表しました。解除した詳しい理由は明らかになっていませんが、物資の不足によって人々の不満が高まっていました。
封鎖の解除が発表されると、国境沿いの橋には大勢の人々が押し寄せ、1人ずつ軍のチェックを受けたあと、国境を越えてコロンビアの都市ククタに食料品や医薬品の買い出しに向かっていました。
国境を渡った男性は「マドゥーロ大統領は、おかしな政策をやめるべきだ。封鎖を解除するなら車も通れるようにすべきだ」と不満を口にしていました。
今回の封鎖解除について、反政府側のグアイド国会議長は、地元メディアなどに対し、「マドゥーロ政権が国民の圧力に負けた」と述べたということです。
国連によりますと、ベネズエラから国外に逃れた難民は400万人に達しています。