習主席 北朝鮮と連携強化で一致 来週のG20で米中首脳会談へ #nhk_news https://t.co/8ipdfPIzRH
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月21日
習近平国家主席は、21日までの2日間の日程で中国の最高指導者としては14年ぶりに北朝鮮を訪問しました。
中国外務省によりますと、習主席は滞在中、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長とともに、大規模な歓迎式典や数万人が出演したマスゲームなどの催しに出席して手厚い歓待を受け、北朝鮮との伝統的な友好関係を強化することを確認しました。
また習主席はキム委員長と2回にわたって会談し、朝鮮半島の非核化の問題について米朝協議などを通じた政治的な解決に向けて両国が意思疎通や連携を強化することで一致しました。
今回の訪朝を終え、習主席は来週、G20大阪サミットに出席してアメリカのトランプ大統領とも会談する見通しです。貿易摩擦などの問題で対立するアメリカが香港で起きた大規模なデモへの対応などをめぐっても圧力を強める中、中国は今回の首脳会談で北朝鮮への影響力を改めて示した形で、アメリカとの首脳会談でどのような駆け引きが行われるか注目されます。
キム委員長 習主席に米へのメッセージ託したか #nhk_news https://t.co/q98foRkp3i
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月22日
22日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、中国の習近平国家主席が21日までの2日間、ピョンヤンを訪問したことを1面から5面にかけて大々的に伝えています。
この中で、21日の昼食会での両首脳のやり取りについて「国際情勢がどのように変わろうとも両国の関係をすばらしく継承し、輝かせていく意志を明らかにした」と伝え、友好関係の強化を確認したとしています。
また、「両首脳は朝鮮半島情勢を肯定的に推し進めていくため意見を交わした」と伝え、ピョンヤン訪問中、2日続けて朝鮮半島情勢について意見を交わしたと明らかにし、非核化をめぐるアメリカへの対応を話し合ったものとみられます。
キム委員長としては、来週、習主席がG20大阪サミットに合わせてトランプ大統領と会談することを念頭に、3回目の米朝首脳会談の実現など米朝関係の打開に向けてメッセージを託したものとみられます。