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アメリカ軍と韓国軍は例年、春に朝鮮半島有事を想定して指揮系統の連携などを確認する図上演習「キー・リゾルブ」海兵隊の上陸訓練を中心とする「フォール・イーグル」を実施しています。

この演習について米韓両軍は去年は南北の対話ムードの高まりを受けて期間を短縮しましたが、韓国国防省の当局者によりますと、ことしは3月上旬から例年通りのおよそ2か月間、実施することでアメリカ側と一致したということです。

一方で部隊を展開させる訓練の一部は取りやめて規模を縮小する方針で、当局者は来月下旬に2回目の米朝首脳会談が予定されるなど、再び動きだした北朝鮮の非核化に向けた協議に影響を与えないよう配慮したとしています。

米韓両軍は去年、夏から冬にかけても一部の演習や訓練を中止していて、外交への配慮の一方で両軍の即応能力が低下するのではないかという懸念も出ています。

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北朝鮮は今月24日からおよそ280人の芸術団を北京に派遣していて、国営の新華社通信によりますと、27日夜、習近平国家主席と彭麗媛夫人や指導部メンバーらが公演を鑑賞しました。

公演では北朝鮮の伝統的な楽曲に加え、中朝の友好をテーマに作曲された曲も披露され、習主席は公演のあと芸術団のメンバーと記念写真を撮影して友好ムードを演出しました。

また習主席はこれに先立って芸術団の団長でキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長の側近の1人、リ・スヨン副委員長と会談しました。

この中で習主席は、公演を「両国の国交樹立70年を祝う重要イベントの1つだ」と評価して両国の関係を強化する考えを示したのに対し、リ副委員長も「両国の友好の新たな1章を描くために貢献したい」と応じました。

習主席は今月、北朝鮮のキム委員長を北京に迎えていて、来月下旬に開かれるアメリカのトランプ大統領とキム委員長の2回目の首脳会談を前に、北朝鮮との密接な関係を印象づけて中国の影響力を確保しようという思惑もうかがえます。